ケーススタディ62

株式会社STABLES

業態
:飲食事業
形態
:入れ替え
店舗数
:6店舗
利用機能
:フードビジネスプラン

課題・目的

  • 既存レジの機器入れ替えに多額のコストが掛かるため、レジシステムを見直したい
  • カスタマイズ注文という特殊なオーダー方法への対応が必須要件
  • 店舗毎に業態や顧客ニーズに応じたオペレーション構築を行いたい

導入効果

  • 従来のレジシステムで機器購入を行う場合と比べ、導入費用を大幅削減できた
  • 特殊なオーダー方法をスマレジ標準機能で実装、開発コストが不要に
  • 店舗の業態や顧客ニーズに応じて、注文方法や機能をカスタマイズできるようになった

スマレジ導入事例ブック

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食を通して新しくもゆるぎない価値を社会に提供

株式会社STABLESは、株式会社ルミネのグループ企業として飲食店の開発・運営および食品販売を手がけています。主力ブランドの「800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA」と「2416 MARKET」を通じて、お客様に新たな感動体験をお届けしています。

「800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA」は、ロサンゼルス発祥のピザレストランで、株式会社ルミネが日本における独占展開権を取得しています。

2016年にJR新宿駅直結の商業施設「NEWoMan 新宿」の開業に合わせて日本1号店をオープンし、現在は3店舗を展開中です。

800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA NEWoMan新宿

1号店である新宿店の最大の特徴は、体験型のオーダースタイルにあります。

お客様がカウンター越しに5種類の生地と約30種類のトッピングから、自由に組み合わせを選べるカスタマイズ注文を採用しています。

さらに、店名の由来となっている華氏800度の窯でピザを約90秒で焼き上げる工程まで、目で見てお楽しみいただけます。

オープン当初はトッピングを楽しむ文化があまり普及していなかったため、このオーダースタイルはメディアからも注目を集め、連日行列ができるほどの人気を博しました。

800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA NEWoMan新宿


初期・維持コストを抑え、運用効率をあげられるレジ

弊社では従来、据え置き型のレジシステムを使用していましたが、5〜6店舗規模の運営には機能面でオーバースペックでした。

また、端末の保守期間が6〜7年で終了するため定期的な機器更新が必要であり、さらにカスタマイズ注文対応のために独自開発を依頼していたことから、導入・維持管理に多額のコストを要していました。

運用面においては、サーバーやソフトウェアを自社で管理するオンプレミス型システムであったため、メニュー変更などの作業は特定の端末や管理者でしか行えず、手間が掛かっていました。

加えて、独自開発による仕様の固定化により、顧客ニーズや業態に応じた柔軟なオペレーション変更が困難な点も課題でした。

そこで、レジシステム更新のタイミングを機に、低コストかつ省スペースで運用効率の高いタブレット型レジシステムへの移行を検討することにしました。


株式会社STABLES 企画部担当部長 布施様
 

数あるタブレットPOSレジの中で、スマレジを選択した理由は主に2つあります。

1つ目は外部システムとの連携性です。

弊社の一部店舗では別のレジシステムを利用していたため、基幹システムと連携して売上を一括管理できることが必須条件でした。スマレジは弊社の基幹システムはもちろん、マネーフォワードなどの外部サービスともスムーズに連携することができました。

2つ目は操作性の良さです。

弊社では過去に一部店舗でスマレジを導入しており、その使いやすさを実感していました。
iPadベースのスマレジは、スマートフォンに慣れたスタッフにとって直感的に操作できる設計になっています。実際に、専用端末だった従来のレジと比べ、研修時間の短縮と操作ミスの軽減が図れています。
       

800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA NEWoMan新宿 会計シーン
 

レジに関わるトータルコストを最適化、カスタマイズ注文の開発費用も不要に

(1)レジの初期費用・開発費用・改修費用を大幅削減

スマレジの導入により、当初の目的であった初期費用と運用コストを大きく抑えることができました。
周辺機器の入れ替えを含めても、従来のレジシステムで機器購入を行う場合と比べてコスト削減を実現できています。

また、スマレジは当店のカスタマイズ注文を標準機能で実現できたため、従来のレジシステムで必要だった独自開発費用が不要になりました。

さらに、クラウドシステムであることから、インボイス制度などの法改正時もアップデートが適用され、追加の改修費用は発生しませんでした。従来のレジシステムでは100万円規模の改修費用が必要だったことを考えると、将来的な運用コスト面でもメリットを感じています。

800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA NEWoMan新宿 注文シーン

(2)特殊なカスタマイズ注文をスマレジ標準機能で実現

カスタマイズ注文については、POSレジ「スマレジ」とオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」がセットになった「フードビジネスプラン」で構築しています。

具体的な運用としては、カウンターの導線に沿って3台のipadを配置し、お客様の注文からお会計までを一元化しています。

注文受付用の2台のiPadでは、「スマレジ・ウェイター」を使用し、1台目で生地の種類を、2台目でトッピング情報を入力しています。会計用の3台目のiPadでは「スマレジ」を使用して会計処理を行っています。

800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA NEWoMan新宿 カスタマイズ注文構成図

オペレーションが特殊であったことや、基幹システムとの連携など、システム構築には課題がありましたが、スマレジの営業担当者が共に最適な運用方法を考えてくれたため、非常に助かりました。

また、注文連携の精度が向上したことで運営面でも効果が表れています。従来のシステムでは、カウンターでの注文連携がうまくいかないことがあり、フォローのために人員配置が必要でした。スマレジ導入後はそれらの問題が解消され、人員配置を1名削減することができました。
 

商品別売上をメニュー開発チームのPDCAに活用

当店ではグランドメニューを年4回入れ替えています。また、最近では地域の食材を使ったオリジナルメニューの開発・期間限定提供を積極的に行っています。

メニュー考案と振り返りは社内のメニュー開発チームが行っており、定例会議でスマレジの管理画面から得られるデータを活用しています。

具体的には、商品の出数や構成比、ABC分析をもとに新規メニューの売れ行きや、サイドメディッシュ、ドリンクが当たっているか等の実績を確認しています。

また、お客様の声や反応といった現場の情報も大切にしており、これらの定量データと販売データを組み合わせて次のメニューの開発に活かしています。

800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA NEWoMan新宿 メニュー表
 

食を通した新しい価値を発見・検証し、普遍化していく

弊社は今後も、お客様に「本物の味」と「感動を与えるサービス」を提供していきたいと考えています。そのために、あらゆるジャンルにアンテナをはり、生産者とのコラボメニュー開発やお客様目線での環境づくりを積極的に行っていきます。

環境づくりにおいては、レジやオーダー管理システムを効果的に活用し、現状のスタイルにこだわらず新たな手法を取り入れていく方針です。

その点で、駅改札近くの路面店である新宿店は初来店のお客様が多く、新規オペレーションの実証実験に適しています。この特性を活かし、売上向上につながる手法を模索していきたいですね。

また、現在分散している「シフト」「勤怠管理」「給与支払い」の各システムについても、勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」の導入を検討し、解消を図りたいと思っています。

スマレジサービスを軸とし、他システムとの連携させることで店舗運営やバックオフィス業務を含めた一元化やシンプル化を進めていこうと考えています。

800°DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIA NEWoMan新宿

   
株式会社STABLES
〒113-0022 東京都文京区千駄木3丁目35-12 3F
開発費用が必要だった「カスタマイズ注文」を標準機能で対応、 レジコストの大幅削減を達成
業態・業種
飲食・レストラン
店舗数
6店舗
記事作成:2025/02/04