全国各地で話題・流行りの専門店スイーツを24時間、いつでも買える。
トゥエンティフォー株式会社は、24時間いつでも「お取り寄せスイーツ」を購入できる無人販売店「24スイーツショップ」の運営およびフランチャイズ展開を手掛けています。
店舗網は北海道から沖縄まで全国40近くの都道府県に広がっており、2024年12月末時点で直営店2店舗、フランチャイズ店118店舗の計120店舗を展開しています。
24スイーツショップ 五日市本店
当店では、全国各地のお取り寄せスイーツを中心に、コンビニエンスストアやスーパーマーケットでは取り扱いのない独自性の高い商品を豊富に取り揃えています。通販サイトでお取り寄せするより安価に、24時間いつでも購入できるのが特徴です。
各スイーツは製造業者から直接仕入れ、フランチャイズ店舗に供給しお客様に販売するビジネスモデルを取っています。そのため、在庫リスクを最小限に抑えながら、移り変わりの早いスイーツ市場のトレンドに迅速に対応した運営が可能になっています。
24スイーツショップ 五日市本店
「無人販売店」のフランチャイズ展開に伴い、セルフレジと自動釣銭機の導入を検討
フランチャイズ事業の本格展開にあたり、無人販売店に最適なレジシステムの選定を行うことになりました。
従来は商品代金を賽銭箱のようなボックスに直接投入いただくスタイルでしたが、店舗デザインとの統一性とお客様の利便性向上を目指し、セルフレジと自動釣銭機を導入しようと考えました。
1号店で既に利用していたスマレジを含め、これらの機能に対応した複数のレジシステムを比較しましたね。
トゥエンティフォー株式会社 取締役 ゼネラルマネージャー 山根様
機器サブスクプランで、加盟店の資金負担を軽減できる点が決め手に
スマレジに決めた理由は、セルフレジ機能と自動釣銭機連携に加え、以下の2点があったためです。
1つ目は、
機器のサブスクプランがあり初期費用を抑えられることです。
「24スイーツショップ」のフランチャイズ展開において、加盟店舗数の拡大を優先事項としていました。そのため、
新規オーナーの参入障壁が高くならないよう、初期費用を適切な水準に抑える必要がありました。
機器のサブスクプランを活用することで、必要な設備投資と加盟時の資金負担軽減の両立が叶っています。
2つ目は、
APIを活用したアプリ開発が可能なことです。
弊社では顧客ロイヤルティを高めるために、無人販売店に最適化されたアプリの独自開発を計画しています。
スマレジではAPIが公開されており、POSレジの売上データや顧客データを活用したアプリ開発が可能な点も後押しとなりました。
セルフレジモードで「無人販売店」の購買体験を向上、自動釣銭機連携で現金管理工数を10分の1に削減
当店ではスマレジのプレミアムプラスプランを契約し、
セルフレジモードを活用しています。
セルフレジ機能をこの月額料金で利用できるのは有難いですね。
操作が直感的で分かりやすいため、お客様も特に不便なく利用いただけており、購買体験の向上に繋がっています。
24スイーツショップ 五日市本店 スマレジ セルフレジモード
商品登録は画面上の商品画像をタッチする方法とバーコード読み取りの2通りに対応しています。ほとんどの商品にバーコードが付いていますので、多数の商品を購入の場合でもスムーズな会計が可能です。
24スイーツショップ 五日市本店 スマレジ 会計シーン
現金会計は
自動釣銭機を導入し、お客様の利便性向上と加盟店オーナーの業務負担軽減を実現しています。
以前は代金をボックスで回収し両替機も設置していたため、現金の回収と金額確認に多くの時間を要していました。
自動釣銭機の導入後は、スマレジの売上データと自動釣銭機の金額を照合するだけで、処理が完了します。
金額差異もなくなり、
現金管理の工数は従来の10分の1まで削減できています。
自動釣銭機(機器写真)
また、キャッシュレス決済端末も連携させていますので、クレジットカードやPay Pay等のQRコード決済もご利用いただけます。
24スイーツショップ 五日市本店 スマレジ 決済シーン
急速な加盟店拡大に対応する、スピーディーな導入とサポート体制
「24スイーツショップ」の加盟店が急速に拡大する中、
機器設置とアカウント作成だけで運用できるスマレジの導入の速さはメリットですね。また、レジ導入における加盟店とのやり取りはスマレジの営業担当が直接進めてくれるため、本部の導入業務を最小限に抑えられて助かっています。
料金面の透明性もいいですね。月額利用料がウェブサイトや資料で公開されているため、加盟店オーナーへの説明がスムーズで、理解も得やすいです。
さらに、
365日対応のコールセンターの存在も支えになっています。加盟店からのレジ操作に関する問い合わせは、本部を介さずにスマレジへ直接連絡をしてもらっています。
この体制により、本部の負担軽減と加盟店支援を同時に実現できています。
トゥエンティフォー株式会社 取締役 ゼネラルマネージャー 山根様
POSレジデータを「売れる商品展開」や「加盟店の収益化サポート」に活用
本部では新商品の供給、加盟店の運営支援、経営ノウハウの共有を通じて、ブランド全体の成長を図っています。これらの業務において、スマレジのPOSデータをヒントにしています。
(1)新商品のテスト販売検証や、売上上位の商品把握にPOSデータを活用新商品展開では、
直営店や一部加盟店でまずテスト販売し、スマレジで初週売上・月次売上を検証しています。一定の売上が見込める商品を全店舗へ展開することで、加盟店の売上向上につなげています。
店舗の商品構成は各加盟店オーナーの判断に委ねていますが、本部では
スマレジのデータに基づく成功パターンを共有することで、効果的な発注判断ができるよう支援しています。
具体的には、オープン初期に売上を立てやすい商品や長期的な顧客支持を得られる商品の情報、さらに全店における売上上位50種の商品リストを提供することで、開業初期からの収益化をサポートしています。
スマレジ 商品別売上機能(画像は機能見本)
また、商品には賞味期限がありますのでロット数の最適化も重要です。
人気商品であっても入荷数が多すぎるとロスにつながるため、
スマレジの商品別出数データと加盟店オーナーの意見を参考に、価格を維持し最適なロット数を設計するようにしています。
24スイーツショップ スマレジ構成図
その他、
店舗別売上データを用いて各店舗の売上状況や動向を確認しています。
売上が伸びた店舗があれば成功要因をオーナーにヒアリングし、その施策を成功事例として加盟店と共有し全体の成長に繋げています。
スマレジ 店舗別売上(画像は機能見本)
(2)商品分析からヒットしやすい商品の傾向を読み取り、新商品展開に活かすスマレジのデータ分析から、
類似商品はヒットしやすい傾向が確認できています。
そのため、
支持が高いジャンルでは別メーカーの類似商品投入や、製造会社への新フレーバー開発の提案を行っています。
ただし、商品の売れ行きには予測困難な要素も存在します。高単価でも売れる商品や、似た商品なのに売上に差があるなど、実際の展開で初めて分かる市場の反応も少なくありません。
そのため、商品チーム責任者の経験を大切にしながら、SNSのトレンドやスマレジから得られたデータを活かし商品展開を行い、その効果を検証しています。
24スイーツショップ 商品
「無人販売店」向けのアプリ開発で、顧客ロイヤルティ向上を図る
今後は、自社アプリの開発を通じて会員制度やポイント制度を構築し、リピーター獲得と顧客ロイヤルティの向上を図りたいと考えています。
既存の店舗向け会員・ポイントシステムの多くは、スタッフによる案内や画面確認を前提とした有人店舗向けの設計となっています。そのため、無人販売店に特化したシステムの開発を計画しており、スマレジのAPI連携を活用して購買データの活用も視野に入れています。
また、店舗運営の効率化に向けて五日市本店では完全キャッシュレス運用を既に実施しています。
現金取り扱いに伴う回収作業の業務負担を軽減するとともに、この取り組みを水平展開し、無人販売店における完全キャッシュレスの標準化を推進していきたいと考えてます。
今後は、上記のような取り組みやブランディング強化も図りながら加盟店を増やしていきたいですね。
24スイーツショップ 五日市本店 外観