ケーススタディ63

株式会社ヘッドライト

業態: ：ビューティー事業
形態: ：入れ替え
店舗数: ：190店舗
利用機能: ：プレミアムプラン

株式会社ヘッドライトさま

課題・目的

店舗でExcel入力し、本部で集計するという非効率な売上管理を改善したい
締め作業や会計ミスの修正が簡単に行えるレジシステムで業務負担を軽減したい
190店舗以上の展開を見据え、1店舗あたりの運用コストを抑制したい

導入効果

本部で全店舗の売上管理が可能になり、Excel入力・集計作業が不要に
自動締め処理機能や締日修正機能で、レジ会計ミスの確認作業が3分の1に短縮
多彩な分析機能により、各部署で効率的な情報活用が実現

スマレジ導入事例ブック

さまざまな業界の成功事例から、業態に応じたアプリ活用事例
までご覧いただけます。

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美容師のチカラで社会を明るくする

株式会社ヘッドライトは、ビューティー領域で3つの事業を展開しています。
主力事業は、全国規模のビューティーサロン運営です。ヘアサロン171店舗、アイラッシュサロン14店舗、ネイルサロン4店舗、教育施設 1校を複数のブランドで全国展開しています。（2025年2月末時点）

サロンでは約930名のスタイリスト、約50名のアイリスト、ネイリストの計約980名が活躍しており（2025年1月末時点）、それぞれのライフプラン・キャリアイメージに応じて、働き方を柔軟に選択できる独自の環境を整えています。

yulrica新宿店　店内

教育施設として運営している「TOKYO BEAUTY INSTITUTE（トウキョウビューティーインスティチュート）」は、美容師有資格者向けのスクール事業です。アシスタントからのキャリアアップを目指す方や、ブランクのある方に向けて実践的な技術指導を提供し、即戦力となる人材を育成しています。

さらに、EC事業では自社開発のヘアケア製品を展開しており、シャンプーやトリートメントを中心とした商品を提供しています。

yulrica新宿店　物販ブース

アナログな全店舗の売上集計業務を効率化できるレジ

弊社では190店舗以上のサロン運営において、本部に店舗サポート課を設置し、全店舗の売上管理やレジ関連業務のサポート、備品発注などを一元的に行っています。

従来は据え置き型のレジを使用していましたが、本部で店舗売上を確認できる機能がありませんでした。そのため、各店舗でスタイリスト別の売上や指名客数をExcelの日計表に手入力し、それをメールで回収し、本部でマクロ集計するというアナログな運用を行っていました。

この運用は店舗・本部双方に業務負担が生じていただけでなく、売上の実績と報告内容に差異が生じた際の照合作業にも時間を要していました。さらに、レジに自動締め処理の機能がないため、店舗での締め忘れにより複数日分のデータが蓄積され、伝票から基準日を特定する作業が必要になるなど、非常に手間が掛かっていました。

そこで、従来のレジの生産終了を機に業務効率化を図れるレジシステムへ移行することになりました。

株式会社ヘッドライト　長倉様

スマレジを導入した決め手は主に3つあります。

1つ目は、本部で全店舗の売上管理が可能な点です。
管理画面では全店舗の売上をリアルタイムに確認できるほか、店舗選択機能でエリアや新店に絞り込んで確認できる点も便利でした。

2つ目は、充実した分析機能です。
日別、部門別、スタッフ別の売上分析や予実管理など、多様な分析項目を備えています。これにより、店舗サポート課、経理部門、スーパーバイザーなど、各部署が必要とする情報を効率的に活用できます。

3つ目は、シンプルなレジ締めと修正機能です。
自動締め処理により日次データが正確に区切られ、さらに取引ごとの締日修正も可能なため、日を跨ぐ売上修正も簡単に行えます。

さらに、サロン専用POSと比較してコスト面でもメリットがありました。
予約機能などが標準搭載されたサロン専用POSは1店舗あたりの月額利用料が高額となり、190店舗以上を展開する当社では大きなコスト負担となります。一方、スマレジは基本のレジ機能が低コストで利用でき、必要に応じて機能拡張できる仕組みのため、レジ機能に絞った運用でコストを抑えることができました。

yulrica新宿店　会計シーン

全店舗の売上集計が自動化、本部業務の効率化とデータ活用を実現

スマレジの導入により、本部における業務効率が向上しました。

店舗サポート課では、本部で全店舗の売上をリアルタイムで確認できるようになり、従来必要だった売上データの集計作業が不要となりました。これにより、管理業務の大幅な効率化を実現しています。

また、店舗からのレジ会計ミスの問い合わせにも迅速な対応が可能になりました。取引IDで該当データをすぐに特定できるため、店舗スタッフと電話で確認しながらその場での問題解決ができ、接客対応で多忙な店舗スタッフの負担軽減につながっています。

さらに、物販商品の価格管理も効率化されました。期間限定で20%オフキャンペーンを実施する際には、会計時に割引適用する方法に加え、対象商品が多い場合は予め割引後の価格をメニューに一括登録し、期間に応じて表示を切り替えています。こうした柔軟な対応ができる点も便利ですね。

株式会社ヘッドライト　店舗売上管理のbefore／after

スマレジの管理画面は、他部署でも効果的に活用されています。

経理部門では、キャッシュレス決済の入金金額とレジの会計情報の照合作業が効率化されました。スマレジ取引履歴からは、クレジットカードや現金といった支払方法別の売上まで、詳細なデータを簡単に抽出できるため、照合作業の負担が軽減されています。

また、複数店舗を管轄するスーパーバイザーは、分析機能を活用して各店舗の状況をリアルタイムに把握できるようになりました。店舗ごとの売上情報、スタッフの客単価、施術と物販の構成比など、重要な指標を随時確認できるほか、予実管理機能で予算進捗の管理も簡単に行えています。

株式会社ヘッドライト　複数部署でのデータ活用

店舗でのレジ締め作業がシンプルに、会計ミスの修正業務は3分の1に削減

店舗では、スマレジの導入により会計業務とレジ締め作業が効率化されました。

会計処理は、サービスの種類に応じて2つの方法で対応しています。施術メニューについては、店舗ごとに内容や金額が異なるため、金額自由入力機能を活用しています。一方、ヘアケア用品などの物販商品については、事前に登録したメニューから選択する方式で運用しています。

操作性がシンプルなため、店舗から会計方法が分からないといった問い合わせは特にありません。また、本部で登録した新メニューやスタッフ情報は、店舗側で同期ボタンを押すだけで即時反映されるため、情報更新もスムーズですね。

yulrica新宿店　会計シーン

従来のレジ締め作業では、会計金額とExcelの日計表に差異が生じた場合、紙伝票を1枚ずつ確認する必要があり、照合作業に1時間程度を要していました。

スマレジ導入後は紙伝票を廃止し、取引履歴を遡ればミスを特定・修正できるようになったため、会計ミスの確認・修正作業時間は約3分の1程に短縮されています。

新規出店による売上拡大と業務効率化の両立を目指す

弊社は今後、新規店舗の出店を積極的に推進し、店舗全体の売上拡大を目指していきます。

その過程で、店舗が増加しても、シンプルなレジ運用と正確な売上管理の両立を図り、店舗管理の質を維持していきたいと考えています。

私自身、スマレジの運用方法を全く知らない状態で管理を任されましたが、スマレジの迅速かつ丁寧なアフターサポートに助けられました。会計業務のシンプル化や本部での管理業務効率化を目指す企業にとって、スマレジは良い選択肢の一つになると思います。

今後は、サロン向け予約サイトとのよりシームレスな連携や、受発注システムとの連携開発など、さらなる機能の拡充に期待を寄せています。