地域の魅力を最大限に引き出し、地域から日本を元気にする
TTCグループは1956年の創業以来、地域密着型の事業展開で実績を重ねてきた企業です。現在では、地域食材を活用した商品開発から店舗作りまで手掛ける「地域ブランド創出事業」や生産・加工・販売までをトータルプロデュースする「食のテーマパーク事業」、さらに地域創成のための「コンサルティング事業」や「再生事業」など多角的な事業を全国で展開しています。
株式会社TTC 飲食事業部長 兼 道の駅「サーモンパーク千歳」支配人 河越様
全国に63店舗の飲食店や道の駅を運営しており、2023年8月より北海道千歳市の道の駅「サーモンパーク千歳」の運営に携わっています。
この道の駅には、物販として1,000種類以上の商品が揃う物産品コーナーや、80社以上の契約農家から仕入れた野菜を販売する直売場があります。さらに、北海道のサーモンをはじめとした海産物や鶏卵生産量で道内No.1を誇る千歳市の卵を楽しめる専門店など計8業態の店舗があり、その全てをTTCグループで運営しております。
シンプルで使いやすく、拡張性の高さが魅力のレジ
弊社は、約7年前から飲食事業を本格的に始動しましたが、当初は各店舗で使用するレジが異なる状態でした。そのため、売上の一括管理や従業員の拠点移動時の引き継ぎに時間を要するなどの課題がありました。このような脆弱な管理体制を解決したいと考え、レジを1社のものに統一することにしました。
その中で、スマレジを選んだ理由は主に3つあります。
1つ目は導入や操作性がシンプルであることです。
スマレジは設定が簡単なため、従来の店舗と同じ機器とマニュアルを新店舗に反映するだけでスムーズに導入が可能です。年に複数の新店をオープンする弊社にとって、導入工数の削減につながり、非常にメリットを感じています。また、操作性もシンプルで使いやすく、新人スタッフでも1、2日あれば使いこなせるため、教育コストも削減できています。
2つ目は拡張性の高さです。
スマレジは、業種業態に特化したアプリ(機能)を追加できる他、API機能で様々な外部システムとも連携できるため、店舗の課題に応じて運用方法をカスタマイズできる点が良いと感じました。また、自動釣銭機や決済端末のスマレジ・PAY GATEなどの周辺機器ともスムーズに連携でき、会計処理全体の効率化が図れる点もいいですね。
3つ目はスマレジの将来性への期待です。
スマレジは年々事業を拡大しており、利用できるアプリや連携できる周辺機器の幅が広がっているのを感じます。最近では、新たにスマレジと連携可能な券売機がリリースされ、弊社でも導入を予定しています。今後も新たなアプリリリースや機能アップデートに期待しています。
サーモンパーク千歳 グリルレストラン「サーモンキング」 会計ブース
モバイルオーダーで月間人件費を10万円改善
「サーモンパーク千歳」では、スマレジのモバイルオーダーアプリ『
QR Order』を利用しています。導入のきっかけは、
弊社の不採算店舗の業務改善でした。その店舗では、人件費がかさみすぎて売上を圧迫しており、生産性を改善する必要がありました。そこで、機械化できる業務はデジタル化を図り、お客様の感動に繋がる業務に人員を配置する体制を整えました。
モバイルオーダーで注文受付を自動化することにより、スタッフは他の業務や質の高いサービス提供に注力できるようになりました。その結果、
従来3名必要であったホール業務を2名で運営可能になり、月間10万円の人件費改善に繋がりました。この店舗はDX化とそれによるサービス向上で600万円の利益改善を実現し、現在は黒字経営ができています。
モバイルオーダーアプリ『QR Order』 注文画面
当館では、モバイルオーダー機能に加え、『
QR Order』に備わっている
「多言語対応」と
「LINEミニアプリ連携」の機能もフル活用しています。
当館は新千歳空港が近くにあり、
来場者の約1割が外国人観光客です。
通常であれば、各言語ごとにメニューを用意する必要がありますが、モバイルオーダーの画面上で言語切替を行えば、
英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)に自動翻訳してくれますので、その手間も省けています。
また、LINEミニアプリ連携を活用し、LINE上でもモバイルオーダーを利用できるようにしています。これにより、お店のLINE公式アカウントにスムーズにお友達登録していただけ、お得な情報をお届けできるので、
リピーター獲得にも役立っています。他にも、
来場者の性別やエリアなどの属性データも収集できるため、顧客分析と今後の施策立案が可能になりました。このような様々なニーズに応じた機能が揃っているのは、スマレジが多くの企業と連携し、サービスを継続的に改良・拡充されているからだと感じています。
モバイルオーダーアプリ『QR Order』 構造図
時流にあわせたDX施策で新たな成長ステージを目指す
弊社は、今後も事業拡大と新規出店を積極的に推進していく方針で、来年には新たに道の駅3拠点の立ち上げを控えています。
その過程で直面するのが、人手不足や人件費高騰といった業界課題です。この課題を打破するために、今後も時流にあわせた先進技術を導入していこうと考えております。
業務の自動化を最適に組み合わせることで、人的リソースを弊社の経営理念でもある「お客様感動創造」に活かし、売上・収益の向上および高賃金企業を目指し新たなステージを切り開いていきます。
その点に関して、店舗の課題に合わせて機能を柔軟に拡張できるスマレジの特徴を活かし、グループ全体のDX化推進の手段の1つとして、うまく活用していきたいと考えています。