ケーススタディ50

弊社はお客様、お取引先様、従業員、地域の方々に至るまで、すべての人に「遊びを届けること」をミッションに、1948年に設立しました。室内で天候を気にすることなくお子様と保護者様が楽しめる時間消費型アミューズメント事業を行っており、北海道から九州まで全国に58店舗展開しています。

店内にはジャングルジム、ボールプール、巨大迷路、サイバーホイールなど多種多様な遊びスペースを完備しており、保護者様のためのくつろぎスペースやマッサージチェアなどもご用意しております。30分制や60分制など時間で料金が変わる形態にしており、3時間の滞在の方もいらっしゃれば長い方で6、7時間滞在されることもあります。

スマレジを導入する前はWindowsPCを使用する独自のレジシステムを利用していました。不具合が多いにも関わらず、メンテナンス契約を結んでいなかったので改修もしてもらえず、ネットにも繋がっていないとてもアナログなレジシステムでした。

そこでクラウド管理のできるレジの導入を検討するようになり、6社で比較検討しました。最終的にクラウド型POSレジの2社で絞り込んだときに、複数店舗管理ができるスマレジに決めました。

（1）視覚的にわかりやすいインターフェースで打ち間違い削減

以前のレジは商品の番号がレジ画面に並んでいて、その番号がどの商品であるかを覚えてレジ打ちをしていました。スマレジは商品画像が登録でき、端末表示カラーでカテゴリの色分けもできる、視覚的にわかりやすいインターフェースであるところが良いです。以前のレジでは打ち間違いが多かったですが、スマレジに変えて以降は格段に少なくなっていると感じています。
　　 　　　
（2）クラウド管理でマスタ登録の効率化と金銭受け渡しミスの早期発見へ

まずは、商品登録が格段に速くなりました。以前のレジでは1つの商品を登録するためには遠隔ソフトで1店舗ずつにアクセスしてコードを登録する必要があり、1週間ほどのスケジュールを組んで作業していました。
今はスマレジ管理画面に登録して、各店舗にPOSレジのアプリを同期するように伝えれば終わるので1分ほどの作業になっています。

また、金銭授受のミスがあっても見つけやすいというメリットもあります。精算の際に金額誤差が出た場合、取引履歴からどの会計でミスが起こったか予測を立てることができます。

3年前からクラウド録画カメラ「Safie」を導入しており、全店舗に計400台ほどのカメラを設置しているので、目星をつけた取引時間の録画データを確認して間違いを発見することができます。 　　　


（3）会員へのLINEメッセージ配信で売上増加

弊社は2022年7月にデジタル会員証の「Lメンバーズカード」を導入しました。商品に会員様用の価格をご用意しているので、簡単に会員登録できる仕組みが必要でした。店頭では、会員登録用QRコードを読み取っていただき、その場で会員登録をしてからご入場いただく流れを取っています。

会員になってくださったお客様にはLINEメッセージでクーポン配布などを行って集客に役立てています。閑散期や繁忙期、その時々に応じたメッセージ配信を行っていますが、リニューアル直後のお店の宣伝でクーポンを地域を絞るなどして配信したことがあります。

クーポンはスマレジに登録しているので、利用数を測れるようにしているのですが、金額としては200万円以上の効果が出ていることがわかりました。約30万円をかけた施策だったので充分元が取れている計算になります。

（4）お客様のご入場までの時間が短縮

受付の際、以下のような手順を踏んでご入場いただきます。

1．アソビューなどの外部の予約システムで予約されているお客様はスマートフォンでWebチケットの画面を提示
2．Lメンバーズカードの会員登録QRコードの読取
3．Googleフォームで規約にご署名いただく

もともとのオペレーションを変えたということもありますが、会員証をバーコードリーダーで読み取りができたり画面遷移が早いことでお客様がご入場されるまでの時間が短縮されているので助かっています。来場客が多い店舗では1日に200～300人いらっしゃるので、受付の効率化は重要でした。

安全面を重視し、事故なく遊んでいただける環境と、飽きの来ない施設作りをしてまいります。
長い方で6、7時間滞在されることもありますので、新しい遊具や貸出遊具をどんどん導入しながらお客様がどの店舗でも1日中遊んでられるような空間づくりを目指したいですね。

その背景では、いろんなツールを利用しつつ社内の業務改善を進めています。知らない情報がないように社員全員が情報共有されている状態を作り、店舗もSVもワンチームで運営しています。