ケーススタディ42

有隣堂

業態
:小売
形態
:入れ替え
店舗数
:41店舗
利用機能
:プレミアムプラス
株式会社有隣堂 社長室 室長 永堀太朗さま
 

スマレジ導入事例ブック

さまざまな業界の成功事例から、業態に応じたアプリ活用事例
までご覧いただけます。

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スッキリしたレジ周りで作業もしやすく

1909年に横浜で創業した有隣堂は、神奈川、東京、千葉を中心に書籍や文房具、雑貨等を販売するほか、カフェ併設店舗も展開する大手書店です。「お客様のライフスタイルをより快適に、より豊かに彩る」をテーマに、JR主要駅の駅ビルや大型S.C.に出店されています。今回はスマレジの導入にあたり、書店特有の会計業務に必要な2段バーコードを一度に読み取れる機能や「取り置き機能」、「レシートへの書名印字」などの活用について、株式会社有隣堂 社長室 室長の永堀太朗 様にお話を伺いました。

ー今回、レジ入れ替えでスマレジを選定していただいたそうですが、入れ替えを検討されたきっかけと、スマレジを選んでいただいた理由は何でしたか。

今まで全店で、ベンダーとシステム会社が連携して開発したレジと販売管理システムを利用していたのですが、2023年1月に保守契約が終了するため、代替として利用するPOSレジを探したことがきっかけです。スマレジを採用したのは、ipadを利用するという点・ハード購入料金が安価である点・オンプレミス型からクラウド型に変わる点はもちろんですが、最終的な決定は書籍特有の2段バーコードに対応しているレジだったことです。

キャッシュドロアをレジカウンター内に収めて作業スペースを確保

ースマレジの導入にかかったコストや手間、スタッフの教育に関してはいかがでしょうか?

POSレジ1セット(iPad、キャッシュドロア、バーコードスキャナ、レシートプリンタ)の導入費用は以前のPOSレジと比べると3分の1以下となりました。iPadを利用するため、特に若いスタッフは操作にすぐ馴染むことができ、操作習得のスピードアップにつながったと思います。教育コストという点でも、コストカットできたと言えそうです。
また、以前のPOSレジでは、本体に加えてキーボードやテンキーなどの周辺機器を設置する必要がありました。iPadで操作が簡潔するためレジまわりがすっきりし、本のカバーかけやプレゼント包装といった作業がしやすくなったのもスタッフに好評です。作業環境が良くなったことで、お客様をお待たせする時間も少なくなっていると思います。

複数店舗の管理は、「任意グループ合算」機能で

ースマレジの管理画面のデータ分析機能を、どのように活用していますか。

販売戦略立案のためのデータ分析は、独自で開発したシステムを利用しているのですが、お客様の支払方法についてはスマレジでないと詳細が確認できません。キャッシュレス支払比率の推移等の分析をする際には、スマレジの管理画面を使用しています。キャッシュレス比率は、支払手数料の予測、釣銭準備金減額の検討などに活用していますね。
また、複数店舗の売上実績を確認する際、調べたい店舗をチェックボタンで選択すれば、任意のグループの合算売上状況をすぐに確認できます。地域別、駅ビルとSCなどカテゴリー別の売上傾向を把握できるのはとても便利です。

書籍以外に、暮らしを豊かにする生活雑貨も扱う。ギフトにもぴったり

書店業務を効率化する3つの機能

ー書店での会計業務において、特によく利用する機能や便利だと感じている機能はありますか?

会計画面から他の画面への切り替えが直感的に操作できるのは便利だと感じています。また、お客様から問い合わせがあった商品を、スマレジでは「取り置き機能」でスムーズに管理できることも非常にありがたいです。

ーこの機能は特に書店にとって便利、と感じているものはありますか?

やはり、書籍特有の「2段バーコード」を一度に読める機能です。この機能はすべての書店のレジが求めているものだと思いますね。また、同一商品を複数回読み込んだ際に、音声とポップアップでアラートが出る機能があるのですが、商品数が多いお会計の時には安心感があります。「一つの商品を誤って複数回読み込んでしまう」という、スタッフのヒューマンエラーを減らすという点で助かります。

ー既存の書店向け基幹システムとスマレジを連携して利用されていると伺っています。連携することでどのようなことが実現できていますか?

基幹システムと連携して、商品マスタから書籍タイトルを呼び出してレシートに印字できる機能を利用しています。お客様のなかには、領収書をご入用の際に「書名も明記してほしい」という方がいらっしゃるのですが、ボタンひとつで対応できるので非常に効率的です。レジ対応のスピードもアップしますし、お客様の満足度向上にもつながっているように感じています。

2段バーコードを一度に読み取れるバーコードリーダーと連携

セルフレジを導入して「より良いお店づくり」に注力

ー今後、実装されると嬉しい機能や、スマレジを活用して取り組みたいことがあれば教えてください。

図書カード、QUOカード端末との連携ができるとさらに便利になって嬉しいです。
また、スマレジを利用したセルフレジの導入も検討したいと思っているところです。セルフレジを導入することで、店頭・倉庫整理、商品補充、商品のお問合せ対応といった店頭業務や、売上分析・発注、販促企画などのバックヤード業務により多く時間を使えるようにして、お客様に選んでいただけるお店づくりを行っていきたいです。

コンセプチュアルなPOPUPコーナーは、新たなカルチャーとの出会いの場

ー最後に、お店のPRをお願いします。

2023年春に、関東学院大学様と連携して横浜・関内キャンパス地下1階にブックカフェ「BACON Books & cafe」をオープンいたしました。学生の皆さんだけでなく、広く市民が「本」に親しむことができる空間を提供し、関内・関外地区に新たな市民の「知の拠点」を生み出します。同キャンパス内に先行してオープンしたカフェ「Nathan-Coffee 1884」の運営も手掛け、シェフこだわりの食材を使用した本格的なメニューをご提供しています。
また、当社は、公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」を毎週火曜に更新しています。創業113年の老舗書店ならではの世界観を発信していますので、ぜひお楽しみください。

YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」は登録者数23万人を超えている人気チャンネル。ただ本を売るだけでなく、本や文具の知られざる魅力を伝え、ファンとのコミュニケーションにも力を入れている書店です。店内を歩くだけでも新しいカルチャーとの出会いがありそうな有隣堂に、気軽に足を運んでみてください。


株式会社有隣堂
〒231ー0045 横浜市中区伊勢佐木町1-4-1
「人と。本と。信頼と。」を掲げ、"お客様とともにあり続ける"ためにサービスを追求し続ける大型書店です。
業態・業種
小売業・リテール
店舗数
41店舗
スタッフ人数
2397名(社員・アルバイト含む 2022年9月時点)
記事作成:2023/06/19