経営者向け｜電子マネーWAONとは？
メリットや店舗への導入方法を解説

電子マネー「WAON」とは？

「WAON」とは、イオンリテール株式会社が提供する電子マネーの一つです。
イオンやWAON加盟店における支払いに利用でき、金額に応じてWAONポイントがたまります。
コンビニやドラッグストア、家電量販店や飲食店など、全国約135万6,000カ所で利用可能です（2024年2月現在）。
貯めたWAONポイントは電子マネーWAONに交換でき、お得に買い物や支払いを行えます。
利用者があらかじめWAONに任意の金額をチャージ（入金）し、店舗の読み取り端末にかざすことで、決済が行われます。

店舗にWAONを導入するメリット

WAONを店舗に導入すると、さまざまなメリットがあります。たとえば、幅広い顧客層の集客効果を狙えます。
WAONは利用にあたり年齢制限が設けられておらず、個人情報の登録も必要ありません。
そのため、利用までの心理的なハードルが低い傾向にあります。
また、カードタイプやモバイルタイプなどが用意されており、世代によって使いやすいものを選べることが魅力です。
このような理由から、WAONは身近な会計手段として若年層からシニア層まで、幅広い年代に利用されています。

WAONの導入によって多種多様な顧客のニーズを満たし、イオングループ商圏の顧客の囲い込みを期待できます。
また、WAONのチャージ金額が高い顧客を集客できれば、購買単価のアップを見込めるでしょう。

店舗にWAONを導入する方法

店舗にWAONを導入する方法は、大きく分けると「個別の申し込み」「決済代行会社の利用」があります。
ここでは、それぞれの概要や基本的な導入の流れを紹介します。

個別に加盟店契約を申し込む

個別に加盟店契約を結ぶ方法は、WAONのみなど1種類の電子マネーを導入したい場合に向いています。
導入の流れとしては、希望する電子マネーの専用窓口に直接申し込みを行います。申し込み方法は電話やフォームへの入力などさまざまです。
指定された方法で申し込みをしたあと、その内容をもとに加盟店審査が行われます。
問題がなければ審査を経て、加盟店登録されます。
その後、決済に必要な端末や販促物の送付、設置作業などが行われることが一般的です。

決済代行会社と契約する

決済代行会社と契約する方法は、店舗に幅広い決済方法を導入したい場合におすすめです。
キャッシュレス決済は電子マネー以外にも、さまざまなものがあります。
たとえば、クレジットカード決済、QRコード決済、バーコード決済などです。
WAONだけではなく、複数のキャッシュレス決済を店舗に導入したい場合は、決済代行会社を利用すると良いでしょう。
決済代行会社とは、事業者と決済ブランドとの仲介役となるサービスです。
契約手続きや審査、売上管理などの作業を代行し、決済サービスの提供を行います。
複数の決済方法を一括契約できることが強みです。

決済代行会社と契約する流れは、まず所定の方法で申し込みを行い、必要書類などを提出します。
その内容をもとに加盟店審査が行われ、審査通過後に端末の発送や初期設定などを行います。

決済代行会社を利用する3つのメリット

WAONなどキャッシュレス決済を店舗に導入する際、決済代行会社を利用すると、事業者にとってさまざまなメリットがあります。
そこで、ここでは代表的なメリットを3つ紹介します。

メリット1：機会損失を防げる

1つ目は「機会損失を防げる」ことです。キャッシュレス決済はさまざまな種類があり、年齢層によっても、利用頻度が高い決済方法は異なります。
たとえば、WAONのみなどと決済方法の幅が狭いと、顧客の希望する支払い方法に対応できない可能性があります。
すると、使い勝手が悪いなどマイナスの印象を与えるおそれがあるのです。
幅広い年齢層が集まる店舗には、複数の決済手段を用意することがおすすめです。
決済代行会社を利用すれば、そのための準備も簡単に行えます。
多様な決済手段に対応できる店舗は利便性が高く、顧客に良い印象を与えられます。
その結果、顧客満足度の向上や販売機会の拡大につながるでしょう。

メリット2：業務の効率化や負担軽減を見込める

2つ目は「業務の効率化や負担軽減を見込める」ことです。
店舗に複数の決済手段を用意すると、顧客の利便性が高まります。
しかし、それぞれの決済サービスと個別契約をするとなると、事業者の手間や負担が大きくなりがちです。
また、各決済サービスによって異なる入金サイクルを把握する必要があり、管理業務が煩雑になりやすいでしょう。
その点、決済代行会社を利用すれば、複数の決済サービスを一括契約できます。入金管理を一元化でき、業務負担を減らせます。

メリット3：一つの端末で対応できる

3つ目は「一つの端末で対応できる」ことです。
店舗に複数の決済サービスを導入するには、それぞれに対応する端末を用意する必要があります。
しかし、いくつもの端末を設置すると、レジ周りのスペースが圧迫されがちです。
また、スタッフが各端末の操作方法を覚えるための手間がかかります。
決済代行会社が提供するマルチ決済端末を使えば、上記のような問題点をスムーズに解決できます。
電子マネーやクレジット、QRコードなど複数の決済手段を一つの端末にまとめることが可能です。
いくつも端末を用意する必要がなくなり、レジ周りがすっきりしてオペレーションをスムーズに行えます。

決済代行会社の選び方と比較ポイント

決済代行会社は何を基準に選べばいいのか、悩む事業者もいるかもしれません。
そこで、ここでは決済代行会社を選ぶとき、比較したいポイントを4つ紹介します。

1つ目は「費用」です。
契約する会社によって、かかる初期費用や月額利用料の金額が異なります。
特に、月額費用はランニングコストとなるため、導入前に各社の費用をよく比較しましょう。
端末は無料貸与のものと費用がかかるものがあり、あわせて確認することがおすすめです。

2つ目は「決済方法の種類」です。
決済代行会社は電子マネーやクレジットカードなど、複数の決済方法を取り扱っています。
たとえば、WAONなど希望する決済方法が決まっている場合は、その決済ブランドを取り扱う会社を選ぶ必要があります。

3つ目は「決済手数料」です。
決済方法や決済代行会社によって、手数料が異なります。
なお、WAONなど電子マネー決済の手数料は3～4％程度が一般的な相場です。
手数料を考慮して契約する会社を選びましょう。

4つ目は「サポート体制」です。
決済端末の導入や使用方法について相談できる、サポート窓口があると安心です。
また、端末は使用しているなかで不調が起きる可能性もあります。
決済処理がうまくいかないなど、万が一の事態が起きたときにも速やかに相談・対処できるよう、サポート体制が充実している会社を選びましょう。

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365日体制のサポート体制を整えており、初めてキャッシュレス決済を導入する場合でも安心です。
ぜひお気軽にご相談ください。

店舗にWAONを導入して売上アップを目指そう

WAONは全国各地で利用できる電子マネーです。
WAONをはじめとするキャッシュレス決済を店舗に導入することで、集客効果や業務効率の改善、顧客満足度の向上などを見込めます。
顧客のニーズを満たすには、複数の決済手段を用意することがおすすめです。
特に、マルチ決済端末は一つで複数の決済手段に対応でき、便利です。
キャッシュレス決済導入の際は、ぜひスマレジPAYGATEにご相談ください。