2014/08/27
品質保証制度(SLA)導入から1年、経過報告と展望
iPad等のタブレットを利用したPOSレジ「スマレジ」を展開する株式会社プラグラム(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:山本 博士)は、自社で取り決めたサービス品質保証制度(以下 SLA)を導入して1年が経過したことをお知らせします。
「POSレジは止まっちゃダメ!」から生まれたSLA
SLAとは主にWebサービスで導入される制度です。
スマレジの場合、店舗の運営業務に深く関わるサービスですから、サーバーが止まってしまうと導入店舗はお店の運営を維持できなくなり、最悪の事態として店舗の売上ダウンや信用低下に繋がる恐れがあります。そこでスマレジでは、導入店舗に安心してご利用いただくため、クラウド型POSサービスとしては初のSLAを2013年7月より導入しました。
※ スマレジのSLAについてくわしくは以下をご覧ください。
「サービス品質保証制度(SLA)」導入のお知らせ
年間のサーバー稼働率推移
2013年7月SLA開始から現在までのサーバー稼働率は、99.98%という結果になりました。また、直近の4ヶ月間は稼働率100%を維持。過去1年間でSLAの保証ラインである99.95%を下回った回数は1回のみです。
流通額は年間300億円
導入店舗数は 2,200店舗以上、スマレジが取り扱う流通額は年間300億円を超えるペースになりました。(2014年8月20日現在)これは、2013年7月 SLA導入開始当初から比較して、6倍以上の規模拡大となります。(2013年7月時点の導入店舗:約350)
サーバーの急激なトラフィック増加に伴い、サーバー台数はSLA開始当初の2倍以上に増えています。その一方で、AWSの価格がどんどん下がってきたことから、サーバー維持費はあまり上昇せずに増設を重ねることができています。
AWSへの移行と、その後のメンテナンス
スマレジのサービスが始まった2011年当初は、一般的なレンタルサーバーを利用していました。導入店舗数の増加と大手企業との取引実現のため、スマレジは2013年1月よりSLAの策定を開始しました。同時にAWSへの移行計画がスタート。6ヶ月の準備期間を経て、クラウド型POSサービスとしては初のSLAを導入しました。
導入開始当初は、AWS EC2とデータベースの調整がうまくゆかないままに導入店舗数が増え、一時的に不安定な時期がありましたが、2014年に入ってからは安定した稼働を実現しています。
トラフィックが増えるにつれ攻撃対象にも
スマレジの店舗数が増えるにつれて、サーバーが攻撃されることもありましたが、そのたびに対策を練り、防止してきました。また、2014年7月スマレジバージョンアップ以降は、無料プランが増設されたため、アカウント数が急激に伸びました。しかし、事前に念入りな準備してきたため、問題なくフリーミアムへの移行をスムーズに行うことができました。
お客様を第一に考えた結果、導入されたSLAが1年を迎え、現在は安定してサービス提供ができるようになりました。今後もお客様が安心してお使いいただけるよう尽力していきます。