スマホ決済とは?仕組みや支払いのやり方!
メリットやおすすめアプリも紹介
世界的に利用されているキャッシュレス決済。スマホ決済はその一つとして広く活用されており、会計のときスマホを決済端末にかざす姿を目にする機会も増えています。
ただ、スマホ決済は種類が多く、どのアプリを利用するか、またどの種類を店舗に導入すべきか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では消費者・事業者の双方に向けて、スマホ決済の仕組みやおすすめの決済アプリの種類、利用のメリットやデメリットを紹介します
キャッシュレス決済はこの端末1台で!
決済手数料率1.98%~/初期費用0円/端末代0円
プリンター内蔵/4G/wifiだから持運び先で決済完結
スマホ決済の仕組み
スマホ決済とは、現金やクレジットカードなどを使わず、スマートフォンだけで支払いできるキャッシュレス決済方法の一つです。
あらかじめスマホにインストールした専用の決済アプリを使い、コンビニや飲食店などのレジで支払いできます。
スマホさえあれば、財布を持ち歩かずともお店の買い物やサービスを利用できます。
スマホ決済なら自宅近くのお店に出かけるときも財布を持たず、荷物は自宅の鍵とスマホ1台だけで済み便利です。
現金やクレジットカードが手元になくても支払いできる利便性の高さから、消費者の需要が増しています。
日本のキャッシュレス決済比率は2021年に32.5%と進展しており、2025年6月までには4割程度、将来的には世界最高水準の80%を目指しています。
政府によるキャッシュレス化の推進も影響し、スマホ決済の導入を検討する事業者はますます増えていくでしょう。
出典:【経済産業省】キャッシュレス決済の普及に向けた取組について
スマホ決済の種類
スマホ決済には種類があり「非接触型IC決済」「QRコード決済」に大きく分けられます。そこで、ここではスマホ決済の種類とそれぞれの仕組み、特徴を紹介します。
非接触型IC決済
非接触型IC決済はスマホに搭載された通信規格を使い、決済端末と無線通信を行う決済方法です。
通信規格には「NFC」「FeliCa」「Bluetooth」などが挙げられます。支払い方法は会計時にお店のレジに設置されている決済端末にスマホをかざすだけです。
あらかじめ電子マネーやクレジットカードをスマホの決済アプリに登録し、決済端末がその情報を読み込むことで決済が完了します。
非接触型IC決済の代表的なサービスには「Suica」「QUICPay」「iD」などの電子マネー、これらの電子マネーをアプリで利用できる「Apple Pay」「Google Pay」などがあります。
QRコード決済
QRコード決済は店舗もしくは顧客の提示したQRコード・バーコードを用いる決済方法です。
支払い方法は大きく分けて2通りあります。1つ目は「ストアスキャン方式」で、顧客がスマホアプリで提示したQRコード・バーコードを店舗スタッフが読み取ります。
2つ目は「ユーザースキャン方式」で、店舗が提示したQRコード・バーコードを顧客がスマホアプリで読み取る仕組みです。
なお、QRコード決済は専用の端末を用意せずとも利用できる場合があり、事業者にとって比較的導入しやすい決済方法といえます。
QRコード決済の代表的なサービスには「PayPay」「楽天ペイ」「メルペイ」などがあります。
おすすめのスマホ決済アプリ4つ
スマホ決済アプリにはさまざまな種類があり、初心者はどれを使うべきか、選び方に悩む人も少なくありません。そこで、ここでは知名度や人気の高いおすすめのスマホ決済アプリを4つ紹介します。
楽天ペイ
楽天ペイは楽天会員が利用できる「楽天ID」を用いた決済サービスです。
支払い方法には「チャージ払い(楽天キャッシュ)」「クレジットカード払い」などがあります。チャージ払い(楽天キャッシュ)は、お金をチャージして利用する決済方法です。
チャージ方法は銀行口座やコンビニのATMなど、選択肢が豊富です。
クレジットカードは楽天カード、VISA、Mastercard、JCB、American Expressなどの主要な国際ブランドを設定できます。
楽天ペイは会計の金額に応じ、楽天ポイントがたまります。
ためたポイントは支払い時に利用でき、楽天のサービスをよく利用する人におすすめです。
メルペイ
メルペイは株式会社メルペイの提供による、フリマアプリ「メルカリ」を利用した決済サービスです。
メルカリアプリ内の売上金をiD決済対応のお店、メルペイコード決済対応のお店、一部のネットショップで使えます。
お店の例としては、日本全国のコンビニや飲食店、ドラッグストアなどが挙げられます。
なお、アプリ内の売上金がない場合は、銀行口座からチャージして利用することも可能です。
チャージの手数料もかからず、メルカリアプリだけで簡単に決済できる手軽さが魅力です。
PayPay(ペイペイ)
PayPay(ペイペイ)はPayPay株式会社が提供する決済サービスです。
加盟店が多く、全国のコンビニやドラッグストア、飲食店など幅広いお店で利用できます。
また、還元キャンペーンなどを行う機会が多く、お得に支払いできることも人気の理由です。
支払いは銀行口座やクレジットカードの登録、またコンビニのATMからチャージなどの方法があります。
PayPayは支払金額に応じ、PayPayポイントが付与されます。
ためたポイントはPayPayが使える店舗で利用可能です。
d払い
d払いは株式会社NTTドコモが提供する決済サービスです。
ドコモの回線契約をしている人をはじめ、dアカウントがあればドコモユーザー以外の人も利用できます。
d払いはスーパーやコンビニ、ドラッグストアや家電量販店など、生活に密接するお店で幅広く使えます。
また、一部ネットショップの支払いにも利用可能です。支払い方法はd払い残高、クレジットカード、dポイント、電話料金合算払いなどがあります。
なお、電話料金合算払いはドコモの回線契約者が利用できるものです。
d払いは支払金額に応じてdポイントがたまります。
街中で使えるお店が多く、ポイントをためやすいでしょう。
スマホ決済の支払い方法とタイミング
スマホ決済の支払いのタイミングは大きく分けると「前払い」「即時払い」「後払い」の3つがあります。ここでは、それぞれの支払いのタイミングと特徴について解説します。
前払い(チャージ・プリペイド型)
前払いはスマホ決済アプリにあらかじめお金を入金(チャージ)する支払い方法です。
チャージしたお金は支払い時に引き落とされる仕組みになっています。各決済アプリによって選択できるチャージ方法は異なります。
代表的なチャージ方法は銀行口座やクレジットカードの登録、ATMからの入金などです。
前払いはチャージした金額内での支払いとなることが特徴です。会計金額よりもチャージ残高が不足している場合、支払いはできません。
前払いは財布の現金と似た感覚で利用できるため、お金の使いすぎが心配な人に向いています。
即時払い(リアルタイムペイ)
即時払いは会計時に、銀行口座から即時に利用金額が引き落とされる支払い方法です。
当然ですが、銀行口座の残高以上の支払いはできません。
支払いの際は残高に注意しましょう。
後払い(ポストペイ)
後払いは決済時ではなく、月末などの定められた時期にまとめて利用額が引き落とされる支払い方法です。
登録した口座からの引き落とし、紐付けしたクレジットカードによる支払い、そのほかコンビニなどで事後入金できるものもあります
【消費者側】スマホ決済のメリット
スマホ決済は消費者にとって使いやすく、便利なサービスです。
また、利便性が高いだけではなく、利用によってさまざまなメリットを享受できます。
そこで、ここでは消費者がスマホ決済を利用するメリットを紹介します。
レジでスピーディーに支払いできる
スマホ決済の最大のメリットは、支払いが手軽かつスピーディーなことです。
財布を持ち歩き、会計金額を確認して現金を取り出す、という一連の動作が不要になります。
スマホ1台だけで決済が完結するため、急いでいるときでもスマートに支払いできます。
クレジットカード決済のように決済時の暗証番号入力やサインなども必要ありません。会計時の手間がかからず、ストレスを減らせます。
ポイントが還元されお得
多くのスマホ決済サービスでは、利用金額に応じたポイント還元サービスを実施しています。
ためたポイントを買い物などに利用でき、お得感があることがメリットです。
また、サービスによってはポイント還元率が高くなるなど、独自のキャンペーンを行うこともあります。
日常生活の支払いなどで、ポイ活に取り組める点が魅力といえるでしょう。
支払い管理しやすい
スマホ決済は金銭管理にも役立ちます。現金による支払いは、レシートが残っていないと何にいくらお金を使ったのか、把握が難しいものです。
一方、スマホ決済はアプリに利用履歴が残るため、お金の流れを簡単に確認できます。家計簿代わりに活用でき、金銭管理が楽になるでしょう。
【消費者側】スマホ決済のデメリット
スマホ決済の利用は多くのメリットがありますが、その反面デメリットも存在します。
ここでは、消費者がスマホ決済を利用するデメリットを紹介します。
店舗ごとに使えるスマホ決済の種類が異なる
スマホ決済は種類が多く、店舗ごとに加盟しているサービスも異なります。
たとえば、飲食店の支払い時に「PayPayは利用できてもd払いは使えない」というケースも考えられます。
利用する決済アプリがどの店舗でも使えるわけではない点に注意が必要です。
支払いの前に、各店舗の加盟状況を確認しましょう。
アプリのインストールや初期設定が必要
スマホ決済を利用するためには、専用決済アプリのインストールや初期設定が必要です。
また、必要に応じて銀行口座やクレジットカードの登録などが必要になる場合があるでしょう。
決済に利用するまでの手順を踏む必要があり、人によっては手間に感じる可能性があります。
電池切れすると決済できない
スマホ決済を利用するうえで気をつけたいのが、電池切れです。
店舗でスマホ決済を利用するには、スマホが正常に動作することが前提になります。
万が一、会計時にスマホの電池が切れている場合、支払いができません。
また、スマホが故障していたり通信環境が不安定だったりする場合も同様に、支払いできない可能性があります。
支払いの際は、スマホのバッテリー残量や通信環境に注意しましょう。
【店舗側】スマホ決済のメリット
スマホ決済は消費者だけではなく、店舗にとってもメリットがあります。
ここでは、店舗がスマホ決済を導入するメリットを紹介します。
集客率や客単価のアップを狙える
前述のように、スマホ決済は利便性が高く手軽に使えることが特徴です。
そのため、クレジットカードを持たない人やスマホを活用する若年層も利用しやすい決済方法といえます。
店舗にスマホ決済を導入することで、このような層や現金を持ち歩かない人なども来店しやすくなり、顧客になる可能性を高められます。
その結果、新規顧客の獲得や集客率のアップを見込めるでしょう。
また、スマホ決済なら手持ちの現金が少なくても、気にせず支払いできます。
顧客は買いたいものや利用したいサービスを諦めずに済み、客単価のアップも期待できるでしょう。
レジの混雑解消を期待できる
スマホ決済は財布から現金を出さずに、スマホ1台でスムーズに支払いできます。
これにより顧客1人あたりにかかる会計時間が短縮され、レジの混雑解消効果を期待できるでしょう。
また、レジ待ちの時間が減ることによって、顧客満足度の向上につなげられます。
人的ミスの防止につながる
スマホ決済は顧客が支払った現金を計算したり、釣り銭を用意したりする必要がありません。
現金の受け渡し業務が発生しないため、お釣りの金額間違いなどのミスを防止できます。
現金の取り扱いに不安やストレスを感じる従業員がいる場合、精神的な負担の軽減も期待できるでしょう。
【店舗側】スマホ決済のデメリット
スマホ決済には注意点もあるため、導入前にきちんとデメリットを把握しておくことが大切です。
ここでは、店舗がスマホ決済を導入する際に気をつけたい点を紹介します。
導入の手間やコストがかかる
スマホ決済の導入にあたり、それなりの手間やコストがかかることは避けられません。
利用する決済サービスによっては、専用端末の購入やレンタルなどが必要になる場合があります。
また、加盟店になるには審査を通過し、契約を結ばなければなりません。審査のための書類の用意や手続きなどの手間がかかります。
特に、複数の決済サービスを導入する場合、そのぶんの時間がかかることを念頭に置きましょう。
入金にタイムラグがある
利用する決済サービスによって、翌日や月1回など入金のタイミングは異なります。
入金までの期間が長いと、キャッシュフローに問題が生じる可能性があるでしょう。
また、複数の決済サービスを利用する場合、それぞれ入金の確認や管理が必要になります。
導入後の金銭管理に手間がかかりやすいことが難点です。
決済手数料が発生する
スマホ決済の利用には手数料が発生し、店舗はそのお金を支払わなければなりません。
なお、決済手数料は各決済サービスにより異なります。決済手数料はランニングコストとなる重要な要素です。
決済手数料が高いと金銭面の負担が大きくなるため、導入前に金額を確認することが大切です。
店舗にスマホ決済を導入するなら決済代行会社が便利
スマホ決済は種類が豊富であり、店舗に複数の決済サービスを導入するには多大な労力がかかります。
とはいえ、決済方法が限られていると顧客が不便さを感じたり、来店を諦めたりする原因になり得るでしょう。
決済代行会社を利用すれば、このような問題の解決に役立ちます。決済代行会社とは店舗と各決済サービス会社の間に入り、審査や契約手続きなどを代行するサービスです。
店舗は決済代行会社とのやり取りだけで、まとめて複数のスマホ決済を導入できます。
また、決済代行会社を利用すると窓口がまとまり、入金管理の手間を大幅に短縮できます。
スマホ決済の導入やその後の運用が簡単になるでしょう。
店舗に導入するスマホ決済の選び方とチェックポイント
店舗にスマホ決済を導入する際、数あるなかからどの決済方法を導入すべきか悩んでしまう事業者も多いかもしれません。
そこで、ここではどのスマホ決済を導入すべきか、選び方の基準やチェックポイントを紹介します。
紹介した点を踏まえて、店舗と相性の良いスマホ決済を選びましょう。
利用者が多いか
スマホ決済を導入するときは、利用者が多いサービスを選ぶことがおすすめです。
たとえば、スマホ決済サービス「PayPay」は6500万人以上もの登録ユーザーがいます(2024年8月時点)。
利用者が多い決済サービスであれば、それだけ費用対効果を高めやすいでしょう。
また、利用者や登録者が多く人気の高いサービスであれば、早期に提供が終了する可能性が低いと考えられます。
出典:【PayPay】「PayPay」の登録ユーザー数が6,500万を突破!
決済手数料が安いか
スマホ決済は通常、決済ごとに手数料が発生します。決済手数料が安ければ、そのぶん金銭的な負担が少なくなります。
極力コストを抑えるためにも、導入前に決済手数料の金額をチェックしておくことがおすすめです。
顧客層やニーズにマッチしているか
スマホ決済は店舗に訪れる顧客との相性やニーズを踏まえて導入することが大切です。
主な利用者層の年齢・性別・属性などを分析し、どのような決済サービスが求められ、相性が良いものは何か考えてみましょう。
ただ、一口にスマホ決済といっても多くの種類があり、顧客層や扱う商品によっても適したサービスは異なります。
店舗と相性の良い決済サービスを絞り込み導入することが理想ですが、知識が少なく分析や判断が難しいケースもあるかもしれません。
このような場合は、決済代行会社を利用し、スマホ決済をまとめて導入することがおすすめです。
決済代行会社なら非接触型IC決済やQRコード決済などを簡単に一括導入でき、幅広い顧客のニーズに応えられます。
スマホ決済の一括導入ならPAYGATE
PAYGATEはキャッシュレス化が進み新しい決済手段が続々と生まれるなか、必要な決済を兼ね備えた端末です。
端末1台で「磁気クレジットカード」「接触ICクレジットカード」「タッチ決済(NFC)」「FeliCa系電子マネー」「QRコード決済」など、主要なキャッシュレス決済に対応できます。
カード情報は瞬時に暗号化して送信されるため、店舗側も消費者側も安心です。
また、端末はAndroidベースで拡張性が高く、POS連動や決済種別の追加も簡単に行えます。
Wi-Fi、4G対応で持ち運びも可能です。店内をはじめ、店外での会計にも対応でき幅広いニーズに応えられます。
端末はプリンターを搭載しており、別途機器の用意も必要ありません。利用料金も低価格で、気軽に導入できます
スマホ決済はお得で便利!消費者と店舗どちらも上手に活用しよう
スマホ決済はスマホ1台でスピーディーに支払いが完結することがメリットです。
消費者にとって利便性が高く、店舗も導入によって多くのメリットを得られます。
なお、さまざまなニーズに応えるためには、複数のスマホ決済を導入することがおすすめです。
PAYGATEならスマホ決済のほか、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など幅広いキャッシュレス決済に対応できます。導入を検討される際は、ぜひご相談ください。
キャッシュレス決済はこの端末1台で!
決済手数料率1.98%~/初期費用0円/端末代0円
プリンター内蔵/4G/wifiだから持運び先で決済完結