リアルタイムな一元管理で全国展開をサポート
ここ数年で店舗数を増やし続けている高級食パン店。コロナ禍で家庭での需要も高まり、もはやブームから定着フェーズに移行しつつあります。
今回取材したのは東京・銀座に本店を構える高級食パン専門店「銀座に志かわ」です。厳選された材料の中でも特にこだわっているのは水。素材のうまみを引き出すと言われるアルカリイオン水をパンの仕込み水に使った、唯一無二の食パンを販売しています。
全国に店舗を広げる中でスマレジを選んだ理由から活用方法まで、同店を運営する株式会社銀座仁志川の代表取締役社長・髙橋仁志さんにお話をうかがいました。
ースマレジは複数店舗展開されるタイミングで導入していただいたと伺っています。その際に、レジのなかでもタブレットPOSを選ばれた理由を教えてください。
1店舗目の銀座本店の開業時は通常のいわゆるレジスターを導入しましたが、2店舗目以降全店舗をタブレットPOSに統一しました。理由はスペースとイメージの問題です。
当社は1本2斤の食パンを売るという単品ビジネスからスタートしています。コンパクトな店舗のカウンターに場所を取る大きなレジを置く必要はなく、またレジの見た目も今の時代に合わせようと考えました。木の質感と白を基調としたシンプルな内装に溶け込むスマートさも、決め手のひとつです。
限られたスペースに設置できて、各種キャッシュレス決済にも対応
ータブレットPOSのなかでも、なぜスマレジを選んでいただいたのでしょうか?
実は当社のベースは、もともと三重県のベーカリー業や外食業です。三重県の店舗で、すでにスマレジを使用していてお付き合いがあったという経緯があります。
ーそうだったんですね、ありがとうございます!あらためて、銀座に志かわさまへの導入にあたって導入コストやスタッフへの教育コストの部分はいかがでしたか?
コスト面についてはタブレット代程度で、そこまで費用はかかりませんでした。また導入時にはスマレジの営業の方が来て設置もしてくれましたし、使用方法のレクチャーもしてくれたので問題なく使い始めることができました。
その後は各店舗でスマレジのトレーニングモードを活用したり、マニュアルを確認しながらスムーズに導入できています。
レジ担当は20~40代の主婦の方や学生さんのパート・アルバイトがメインですが、皆さん日常的にスマホを使っている世代ということもあってタブレットPOSについても抵抗なく操作できているようです。店頭でのトラブルや操作ミスというのはほとんど聞きませんので、皆使いやすいと感じているのではないでしょうか。
直営店もFC店も一元管理。スマレジで本部機能を簡単構築
ー御社は直営店とフランチャイズ店がありますが、管理画面ではフランチャイズ店含めた全店舗の売上状況を見られるようにしているのでしょうか。
そうですね。現在全111店舗のうち、1割が直営店で、残りの9割がフランチャイズ店です(2021年9月時点の数字)。フランチャイズ店の拡大という戦略のもと、全店舗のデータを本部で一括管理したいという意図があって複数店舗で利用可能なレジを選びましたし、コスト的にも安価に本部の機能を構築することができました。
パンの保存袋や手提げ紙袋、ギフトボックスにも『銀座に志かわ』らしい気配りが
現在直営店、フランチャイズ店ともにスマレジをオープンキットとして導入していますが、フランチャイズ店の中には複数店舗を運営している方や、本業が他にあって一事業として取り組んでいる方もいます。なので本部だけではなく、オーナーや部門長にとってもリアルタイムで売上状況を把握できることはメリットなので喜んでもらえています。
製造数の調整に販売データを活用
ースマレジの管理画面や売上分析を、どのようなことに役立てていますか?また今後どのようなことに活用していきたいと考えていますか?
天候や気温による売上の変動をチェックしたり、曜日別の売上の傾向値を見ています。そのデータを参考に、たとえば数字が良くない曜日は製造本数を調整したりはしていますね。都度店舗に確認をとらなくても、管理画面で日々の売上を前週・前年と比較できるので、非常に便利です。
また、今までは「水にこだわる高級食パン」のみを販売していたのですが、今年から新たに商品を増やしました。新たに加わった「生抹茶みつ」と「ぷれみあむ生抹茶みつ」についても簡単にアイテムを登録することができ、販売状況を把握できるので便利です。
新商品の登録も簡単。リアルタイムで販売データを確認できる
現状は、主に全店舗の売上をリアルタイムで把握するために活用していますが、今後は蓄積した販売データを商品企画などにも生かしていければとは思っています。
全国どこでも高級食パンといえば「銀座に志かわ」
「銀座に志かわ」は2018年9月13日にオープンして今年でちょうど3周年です。
この3年間は水にこだわった高級食パン1種類でやってきましたが、今春から第2の商品としてパンにつける「生抹茶みつ」と「ぷれみあむ生抹茶みつ」の販売を始めました。今後は新しいみつシリーズの展開や、食パンの新たな商品展開をしていくことも考えています。また、これから47都道府県全てに出店し、全国どこに行っても高級食パンといえば「銀座に志かわ」と言っていただけるようなトップブランドにしていきたいです。
今後の新商品も楽しみな「銀座に志かわ」。原点である食パンは徹底した販売データの分析と管理のもと、全国で最高の状態で購入することができます。ぜひお近くの「銀座に志かわ」ののれんをくぐってみてください!