ケーススタディ37

屋台ビジネスをスタートした当初はレジを入れず、手計算で会計を行っていました。大きな金額が動くこともないので問題ないかと考えていましたが、閉店作業を行う上で、計算ミスや伝票漏れなどが見られるようになり導入の検討を始めました。
屋台というのはどうしても屋外になるため、まずは手軽に持ち運べる便利さ、また屋台の中はとても狭く限られたスペースしかなくスマートに置けるレジを、と考えタブレットPOSを選びました。
スペースが狭小ということもあり、お会計は現金のみの取扱で、レジ周辺機器は設置せずにタブレットのみで運用しています。周辺機器がないため、レシートプリンターやバーコードリーダーの接続も不要。タブレットアームを活用して、置き場所すら不要な状態ですぐに利用を開始できました。
実は、スマレジさんが期間限定で天満の屋台に出店してくださった時に、皆さんが実際にスマレジを利用して売上を管理されているのを見て、導入を決めました。

屋外での使用がメインのため、Wi-Fi環境が整わないと使用できないのではという不安はありました。実際はポケットWi-Fiを使用しており、切れてしまってもスマホのテザリングで対応できましたし、想定していた様な問題は起こりませんでした。
またオフラインでも取引入力は可能なので、Wi-Fiに繋がなくても商品登録・取引ができるのは非常に助かっています。

また大阪 福島駅の高架下に直営の屋台を出店しており、そこは缶詰料理をメインに提供しています。屋台に来られたお客さまがオーダーされてすぐに商品をタブレットから選べないと、屋台に列ができてしまうため、写真付きで商品登録ができたら便利だなと考えていました。
自分たちではうまく登録できずサポートに連絡したところ、すぐにメールで返信が返ってきて分かりやすく解説いただいたので、そこも問題なくクリアできました。

現在、大阪市の天満と福島、あとは兵庫県の尼崎に直営店があり、3箇所でスマレジを利用しています。尼崎では直営店だけでなく、出店店舗さまにもスマレジを導入いただいています。出店店舗さまからは月の売上に対して出店料をいただくため、どの店舗が月にどのくらい売上が出ているのかが一目で分かることで、お互いの工数削減にもつながっています。
導入した当初は、POSレジを利用したことがないお店さまも多く運用が心配でしたが、実際動き出すと大きなトラブルもなく、レジ操作の画面はシンプルで直感的に操作できるので問題なく稼働することができました。 　　

スマホからも売上が見れるので、福島のお店に立ちながら、営業の合間に尼崎店や天満店の売上も管理できる点がありがたいです。また週間売上と時間帯売上の傾向分析を行い、仕入れの調整を行っています。各店の売上状況と仕入れの判断がリアルタイムで行えるのは、限られたスペースで運営している屋台では非常に便利な機能です。

現在は西日本を中心にビジネスを展開していますが、今後は全国に拡げていき、日本で屋台のプラットフォームを確立していきたいと考えています。飲食店の新規出店はまだまだ初期投資も高く、リスクが多い環境にあります。私たちが良いプラットフォームを築き、飲食業界でチャレンジしたい人たちが気軽に商いをスタートできる場をデザインしていくことが、自分達の役目だと思っています。気軽に立ち寄れるのが屋台の魅力。各地の美味しい定番フードを各店ラインナップしていますので、ぜひお越しください。