初心者が読むべき「レジの使い方」
の基本的な4つのステップ
更新日:2024/12/25
店舗運営に欠かせない
レジの基本的な使い方は下記の4つのステップに分けられます。
ステップ1:商品登録
ステップ2:会計操作
ステップ3:支払い処理
ステップ4:終了作業
これらの各ステップにおいて、それぞれ重要なポイントを押さえながら正確に実行することで、会計ミスを防ぎ、スムーズな接客を行うことができます。また、キャッシュレジスターとPOSレジでは操作方法が異なるため、それぞれの特徴や流れを把握しておくことも重要です。
本記事では、キャッシュレジスターとPOSレジの違いや、スムーズな操作を実現するためのポイントを解説します。レジの使い方に不安がある方は、ぜひご一読ください。
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2種類のレジの基本的な使い方の4ステップ
まず、レジの使い方として、基本的な会計処理の流れについて、現在主流のPOSレジと従来のキャッシュレジスターの2種類に分け、大きく4つのステップで解説します。
2種類のレジによる会計処理の流れ
商品登録
- 商品スキャンあるいは手動入力
- 割引や特典の適用
- 商品価格の入力
- 部門キーの選択
- 数量入力
会計操作
- 合計金額の確認
- 支払い方法の選択
- 合計金額の確認
支払い処理
- 現金受け取り
- キャッシュレス決済の処理
- クーポンの処理
- 釣銭のお渡し
- 現金受け取り
- キャッシュレス決済の処理
(非連携端末) - クーポンの処理
- 釣銭のお渡し
終了作業
- レシート、領収書発行
- 追加対応
- レシート
- 領収書作成
- 追加対応
POSレジは効率性と多機能性が特徴で、キャッシュレス決済や特典の管理が容易です。一方、キャッシュレジスターはシンプルな操作性が特徴です。それぞれのフローの違いを押さえることで、操作ミスを防ぎ、スムーズな会計が可能になります。
ステップ1:商品登録
商品登録は、販売商品を正確にシステムに記録する作業です。すべての商品の価格や数量が正しく反映されるように注意する必要があります。
POSレジの場合は、商品のバーコードをスキャンするか、スキャンができない場合は商品コードを手動で入力します。スキャン機能により、時間短縮が可能ですが、手動入力時には入力ミスに注意します。
キャッシュレジスターの場合は、商品ごとに価格をテンキーで手動入力し、
ステップ2:会計操作
会計操作は、合計金額の確認や割引、特典の適用が主な作業です。顧客とのコミュニケーションが発生する場面でもあるため、スムーズな対応が求められます。
POSレジの場合は、割引コードや特典をシステムに登録するオプションが多く、ボタン操作だけで適用できます。特典の適用漏れや誤入力を防ぐため、画面で最終金額を確認するのがポイントです。
キャッシュレジスターの場合は、割引や特典の金額を手動で入力する必要があります。たとえば、10%割引の場合、
ステップ3:支払い処理
支払い処理は、お客様からの現金や非現金の受け取りを正確に行い、必要なデータをレジに記録する作業です。特に、釣銭の渡し間違いのないように最新の注意を払う必要があります。
POSレジの場合、支払い方法を選択し、現金の場合はPOSレジ画面に金額を入力します。クレジットカードや電子マネーの場合は、内蔵された端末または連携された端末を使用して決済します。手動入力の手間がなく、支払い方法が多様な場合でもスムーズに処理できます。
キャッシュレジスターの場合は、現金またはクーポンを受け取り、金額を直接入力してお釣りを計算します。キャッシュレス決済を導入する場合は、
処理が終わったら、キャッシュレジスターにも金額を「カード」などの形式で記録し、売上データに反映させます。このステップでは、端末入力ミスを防ぐため、金額を再確認することが重要です。
ステップ4:終了作業
終了作業は、商品のお渡しとともにレシートの発行や領収書の提供を行います。顧客への対応を丁寧に行うことで、良い印象を与えることができます。
POSレジの場合は、レシートを自動発行し、必要に応じて、領収書の発行やポイントカードの処理を行います。POSレジでは、これらの作業が簡単にシステム上で管理できるため、スムーズに対応できます。
キャッシュレジスターの場合は、レシートは用紙のボタン操作で手動発行します。
これらの作業は多少手間がかかるため、迅速かつ正確に対応するための準備が重要です。
以上が最も基本となるレジの使い方になります。両レジとも、操作ミスや入力漏れを防ぐため、すべてのステップで確認作業を徹底することが重要です。それでは次に、レジの使い方の重要なポイントとなる部分を詳しく解説してまいります。
スムーズにレジを使うために押さえておくべき5つのポイント
レジ業務においては、会計処理をスムーズに進めて顧客満足度を高めるために、ミスを減らし、効率を上げるポイントを押さえておく必要があります。ここでは、具体的に役立つ5つのポイントを解説します。
ポイント1:レジの基本操作に習熟する
レジの操作に慣れることは、業務をスムーズに進める上で最も重要です。先に解説した基本的な使い方のフロー(商品登録、会計操作、支払い処理、終了作業)をしっかり覚えることはもちろん、使用しているレジ特有の機能やショートカットキーも理解しておくことが必要です。
特に機能の多いPOSレジの場合、バーコードスキャンや割引コードの入力といった機能に慣れることが必要です。また、新しいスタッフにもわかりやすく操作を教えられるよう、チーム内での共有や研修を行うことも効果的です。操作に不安があるとミスやトラブルの原因になるため、レジに自信を持って対応できる状態を目指します。
ポイント2:キャッシュレス決済に対応する
現金支払いに加え、キャッシュレス決済が普及している現在、様々な支払い方法への対応が求められます。POSレジではクレジットカードや電子マネー端末が統合されている場合が多く、操作に慣れることで会計を効率化できます。一方、キャッシュレジスターでは別途用意した決済端末を使用することが一般的であり、金額を手動で入力する手間が生じるため、金額入力のミスを防ぐ注意力が必要です。
また、QRコード決済など新しい支払い手段の利用も増えているため、端末の取り扱いやシステムの更新に対応できる体制を整えることが重要です。多様な支払い方法に迅速かつ正確に対応できることは、お客様満足度の向上にもつながります。
ポイント3:スキャンミスや入力ミスに注意する
レジを使う上で、スキャンミスや入力ミスを防ぐことは、店舗の信頼性を保つ上で欠かせません。POSレジでは、商品バーコードが正しく読み取れない場合、手動で商品コードを入力する必要がありますが、この際に誤入力が発生しやすいです。また、キャッシュレジスターの場合は、商品価格をテンキーで入力するため、桁数のミスや部門キーの押し間違いがよくあるエラーです。
これらのミスを防ぐには、必ず入力後に画面で金額や商品名を確認する習慣をつけることが大切です。また、顧客に確認の声かけをすることで、誤解を防ぎながら信頼感を与えることも可能です。特に混雑時や焦る場面ではミスが増える傾向があるため、落ち着いて操作する心構えが必要です。
ポイント4:トラブル対応を準備しておく
レジ業務では様々なトラブルが発生します。特にPOSレジでは、システム障害やバーコードスキャナの不具合が発生することがあります。そのような場面に対応するため、商品コードの手動入力や、手書きでの売上記録といった代替方法を準備しておくことが必要になります。
また、バーコードスキャナ以外にもレシートプリンターやキャッシュレス決済端末などの周辺機器の不具合も想定しておくことも重要です。こうした事態に迅速かつ正確に対応するため、事前に対応マニュアルを作成し、システムサポートの連絡先も含めスタッフ全員で共有することが効果的であり不可欠となります。
ポイント5:事前準備を欠かさない
スムーズにレジを使うためには、始業前の事前準備が欠かせません。まず、キャッシュドロアにお釣り用の硬貨や紙幣を適切に補充しておき、レシートロールの残量も確認します。不足がある場合、業務に支障をきたす上、顧客を長時間待たせる原因にもなります。また、POSレジではシステムが最新の状態か、商品データが正しく更新されているかを確認します。特に、システム更新時や新商品の入荷時にはしっかりチェックしなければいけません。
さらに、店舗全体で混雑する時間帯や特別な割引イベントがある場合には、それに応じた体制を整えておくことも大切です。準備が整った状態で営業を始めることで、スムーズに業務にあたることができます。
ここまで、キャッシュレジスターを含めたレジの使い方について解説してまいりましたが、レジ機能以外にも多くの機能を備えたPOSレジは、使いこなすことで店舗の業務効率や売上をさらに高めることが可能になります。
業務効率や売上向上につながるPOSレジの5つの使い方
POSレジは、単なる会計ツールに留まらない多彩な機能を備えており、これらを活用することで多くの業務を効率化し、売上向上につなげます。ここでは、特に有用な5つの機能を活用した使い方を簡単に紹介します。
使い方1:「売上分析機能」を活用する
売上データを自動収集・分析し、売れ筋商品や客単価の傾向を把握できます。これにより、販売戦略の立案が容易になります。
スマレジの「売上分析機能」
使い方2:「在庫管理機能」を活用する
在庫の入出庫をリアルタイムで把握できるため、過剰在庫や欠品を防ぎ、状況に応じた適切な在庫管理が可能です。
スマレジの「在庫管理機能」
使い方3:「複数店舗管理機能」を活用する
複数店舗の売上や在庫を一括で管理できるため、店舗間の連携や運営効率の向上に貢献します。
スマレジの「複数店舗管理機能」
使い方4:「顧客管理機能」を活用する
顧客の購入履歴や来店頻度を記録し、顧客一人ひとりに合わせたサービスの提供が可能になります。
スマレジの「顧客管理機能」
使い方5:「自動釣銭機」と連携する
自動釣銭機により現金の受け渡しを自動化し、お釣りの計算ミスを防ぐことで、会計作業の負担を軽減します。
スマレジの「自動釣銭機」
タブレット型クラウドPOSレジ「スマレジ」の使い方
現在、店舗に導入されるレジはタブレット型のPOSレジが主流となっています。ここでは、タブレット型のPOSレジの使い方として、iPadをレジ端末として活用するスマレジの商品登録から会計までの操作方法を紹介します。
1:商品を登録
管理画面、もしくはアプリの「商品」→「商品登録」から、商品を登録します。
スマレジの商品登録画面
管理画面では、CSVで大量のデータを一括登録もできます。
2:商品をカートに入れる
アプリで販売業務画面を開き、一番左のアイコンをタップすることで商品を選択できます。
スマレジのカート画面
この方法以外にも、専用のキャッシュレス決済端末「PAYGATE」を利用してカートに入れる方法があります。
「PAYGATE POS」で商品をカートインする
3:預り金の入力
「現金預り」をタップし、預かった金額を入力します。お釣りは自動で表示されます。
スマレジの販売画面
現金決済以外にも、様々な決済方法にも対応しています。
4:チェックアウト
会計が完了したら、「チェックアウト」をタップします。会計が完了し、売上に反映されます。
スマレジのチェックアウト画面
以上で、販売完了となります。スマレジの詳しい操作方法については、下記の専用ヘルプサイトをご覧ください。
スマレジ・ヘルプ
スマレジは、先に紹介した5つの機能(売上分析機能、在庫管理機能、複数店舗管理機能、顧客管理機能、自動釣銭機連携機能)をはじめ、その他にも様々な機能が豊富に備えられています。機能は、必要に応じて専用アプリをインストールすることで利用できる仕組みになっているため、店舗の状況や業態に応じたPOSレジの使い方ができます。
スマレジの豊富な機能や、多彩なアプリについては下記ページより詳しくご覧いただけます。
POSレジ機能一覧
スマレジ・アプリマーケット
まとめ
レジ操作は、店舗運営の基盤となる重要な業務です。キャッシュレジスターとPOSレジ、それぞれの特徴や使い方を理解し、基本的な操作の流れを押さえることで、スムーズで正確な会計が可能になります。その上で、スキャンミスや入力ミスの防止、トラブルへの備えなど、日常業務を効率化するためのポイントを意識することが大切です。
さらに、POSレジの活用によって、売上分析や在庫管理、あるいは複数店舗管理といった高度な業務も容易かつ効率的に行うことが可能になります。これにより、店舗の業務効率を向上させるだけでなく、売上向上や顧客満足度の向上にもつながります。
この記事で紹介したレジの使い方を実践し、レジ操作をより効率的かつ効果的に行えるようにしましょう。
レジ締めがカンタンなPOSレジ!0円から始められる高機能POSレジ「スマレジ」