クリニックにクレジットカード決済は導入すべき?
病院への導入メリット8つ
クレジットカード決済・QRコード決済・電子マネー決済など、決済手段が多様化する現代。
現金を使わずに支払いできるキャッシュレス決済を利用する人が増えています。
街中のお店ではキャッシュレス決済の導入が進んでいますが、医療機関の普及状況はどうなっているのでしょうか。
そこで、この記事ではクリニック・病院におけるキャッシュレス決済の普及状況や導入のメリット、決済サービスの選び方について解説します。
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クリニックのクレジットカード決済の普及状況
キャッシュレス決済のなかでも、クレジットカード決済は広く親しまれている決済手段です。
街中でもVisa・Mastercard・JCBなどの主要ブランドは支払いに利用できる店舗が多くみられます。
一方、医療機関におけるキャッシュレス決済の普及率は低い傾向です。
厚生労働省が令和5年3月に発表した「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査結果報告書」によると、調査結果は以下のようになっています。
この調査では病院を対象に、クレジットカード(デビットカードを含む)を利用した決済の導入状況について尋ねました。
すると、全体の割合は「導入している」が60.9%「導入していない」が39.1%でした。
この結果から、約4割のクリニックはクレジットカード決済を導入していないことがわかります。
なお、医療機関の種別でみると「導入している」との回答が救急医療機関で79.1%、拠点的な医療機関で93.1%、JMIPもしくはJIH 認証医療機関で98.8%との結果でした。
クリニックのQRコード決済・その他の電子マネー決済の普及状況
クレジットカード決済のほか、QRコード決済や電子マネー決済なども街中で多く利用されている決済手段です。
これらの決済手段は、医療機関で導入されているのでしょうか。厚生労働省による上記の同調査では、QRコードを利用した決済の導入状況についても尋ねています。
調査結果をみると、全体の割合は「導入している」が5.2%「導入していない」が 94.8%でした。
また、その他の電子マネーを利用した決済の導入状況について聞くと「導入している」が6.8%「導入していない」が 93.2%との結果です。
この調査結果から、医療機関におけるQR コードやその他の電子マネーを利用した決済の導入率は、極めて低いことがわかります。
クリニックでクレジットカード決済が使えない・現金のみの理由
現代社会で普及が進むクレジットカード決済ですが、なぜ医療機関では導入が遅れているのでしょうか。ここでは、医療機関がクレジットカード決済やキャッシュレス決済を導入しない主な理由について解説します。
手数料や導入・運用コストがかかる
医療機関の導入率が低い原因として、まずコストの問題が挙げられます。
このコストとは、キャッシュレス決済の導入や利用、運用における全般的な費用を指します。
たとえば、クリニックの会計時、現金による支払いは手数料が発生しません。
一方、クレジットカード決済は手数料が発生し、医療機関がその費用を負担します。
本来は収入となるはずのお金を一部手数料として支払うことになり、クリニックは金銭的な負担がかかるのです。
なお、手数料は利用するキャッシュレス決済の種類やブランドによっても異なりますが、相場は2~3%ほどです。
キャッシュレス決済を導入したいものの、設備の導入費用やランニングコストなどに課題を感じ、導入を見送るクリニックも少なくありません。
入金までに時間がかかる
現金払いは会計時そのまま入金されるため、支払いと入金のタイミングが同時です。
一方、クレジットカード決済やキャッシュレス決済は、支払いから入金までにタイムラグがあります。
クレジットカード決済は通常、一定期間後にまとめて入金される仕組みです。
そのため、支払いと入金の時期にズレが生じ、場合によってはクリニックの資金繰りに影響が出る可能性があります。
特に、資金に余裕がない規模の小さな病院などは、入金までの時間が懸念点となるでしょう。
このように、入金サイクルの遅さによる資金不足や経営の圧迫リスクがあることも、クレジットカード決済が導入されない理由の一つとなっています。
利用者(患者)からの要望がない
クリニックにクレジットカード決済が導入されない理由として、そもそも「患者さんからの要望がない」ケースもあります。
患者さんが院内での対応や診察内容などに対し要望を持つことはあっても、決済方法に意見する人はそう多くないと考えられます。
また、患者さんが高齢の場合、そもそもクレジットカード決済やキャッシュレス決済を利用していないかもしれません。
患者さんからの需要が低く、医療機関がクレジットカード決済導入の必要性を感じていない場合があります
クリニックがクレジットカード決済を導入する8つのメリット
クレジットカード決済を導入する医療機関はそう多くないのが現状です。しかし、自院にクレジットカード決済を導入すると、数多くのメリットを享受できます。そこで、ここではクリニックにクレジットカード決済やキャッシュレス決済を導入するメリットを紹介します。
メリット1.会計時間を短縮できる
現金で会計する場合、まず患者さんが財布から現金を取り出して数え、会計スタッフに渡します。
その金額をスタッフが確認し、お釣りを計算して患者さんに渡すという流れが一般的でしょう。
クレジットカード決済は、このような金銭の受け渡しによる一連の作業が必要ありません。お金を数えずに済み、スムーズに決済できます。
現金のやり取りにかかる手間を省き、会計時間の短縮につなげられます。
メリット2.診療後の待ち時間や混雑の解消につながる
会計の長い待ち時間は、不満やストレスがたまる要因の一つです。
クレジットカード決済の導入により1人あたりの会計時間が短縮されれば、そのぶん診察後の待ち時間も減らせます。
会計の長い待ち時間や院内の混雑が解消され、患者さんのストレス軽減効果を期待できます
メリット3.釣り銭管理の手間やスタッフの業務負担を減らせる
スタッフは会計以外にも患者さんや電話への対応もこなし、業務負担が大きい場合があります。
すると、対応が間に合わずミスが発生したり、患者さんを待たせる時間が長くなったりする原因になるでしょう。
クレジットカード決済を導入することで、現金に関する業務の負担を減らせます。
たとえば、紙幣や釣り銭の補充、レジ締めの集計などにかかる労力を軽減できます。また、多額の現金を保管・管理するリスクを減らすことが可能です。
現金以外の決済手段を用意することで、業務負担の軽減に加え、釣り銭の渡し間違いなどの人的ミスを防止できます。
金銭の取り扱いに不安を感じるスタッフの精神的な負担を軽減でき、病院全体の業務効率化にもつながるでしょう。
メリット4.衛生的に会計業務を行える
現金は不特定多数の人が触れるものであり、小銭やお札に雑菌が付着している可能性があります。
現代は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、感染対策の観点からも非接触で完結する決済方法への関心が高まっています。
非接触決済に対応するクレジットカードもあり、これらは会計時にカードの受け渡しや決済端末への暗証番号入力などが必要ありません。
より衛生的な決済環境を提供でき、衛生状態を保ちやすくなるでしょう。
また、クレジットカード決済はスピーディーに支払いが完了するため、会計時間を短縮できます。そのぶん、必然的にスタッフと患者さんが接する時間も短くなり、院内の感染予防にもつなげられます。
メリット5.集客効果を期待できる
なかには、クレジットカード決済など特定の決済手段が利用できることを基準にクリニック選びをする人もいます。
その理由には「支払いが簡単」「決済利用時に付与される独自のポイントを貯めている」などが挙げられます。
つまり、クリニックの診察代をクレジット決済で支払うことは患者さんにとって利便性が高いだけではなく、ポイ活できるというメリットがあるのです。
また、患者さんが日頃現金をあまり持ち合わせていない、スマホ決済の利用が多いなどの場合は、クレジットカード決済やキャッシュレス決済を使えるクリニックを選ぶ可能性があります。
クレジットカード決済の導入によって幅広い顧客のニーズに応えられ、顧客満足度の向上や集客効果を見込めます。
メリット6.利用者(患者)が多額の現金を持ち歩かずに済む
患者さんのなかには診察代がいくらかかるのか不安になり、現金を多めに持参して来院する人もいます。
ただ、多額の現金を持ち歩くことは、患者さんに心理的な負担をかけてしまう原因となるでしょう。
クリニックでクレジットカード決済を使えるようにすれば、このような不安を解消できます。
患者さんは大金を持ち歩く必要がなくなり、心理的な負担や不安を軽減できるでしょう。
メリット7.医療費の未払い防止に役立つ
クリニック経営にとって、重要な問題となるのが医療費の未払いです。
経済的な損失をはじめ、督促状の送付などスタッフの業務負担が増えてしまいます。
医療費の未払いが起こる主な原因には、患者さんの所持金不足が挙げられます。
たとえば「急な来院となった」「想定外の治療により費用が高額だった」などの理由が考えられるでしょう。
クレジットカード決済が利用できれば、手持ちの現金がなくても問題なく支払いできます。
支払い方法を多様化させることで、所持金不足による医療費の未払いを回避できるのです。
メリット8.他院との差別化を図れる
前述のように、医療機関におけるクレジットカードやキャッシュレス決済の導入率は高くありません。
特に、電子マネーやQRコード決済などは普及が進んでいない状況といえるでしょう。
このような状況だからこそ、クレジットカード決済やそのほかのキャッシュレス決済を導入して決済手段を増やせば、他院と差別化できます。
決済手段が増えることで利便性が高まり、患者さんにとってより快適な決済環境を整えられます。
その結果、来院者数の増加や顧客満足度などの向上効果を期待できるでしょう。
自院へのクレジットカード決済導入ならマルチ決済端末がおすすめ
クレジットカード決済を導入することで、病院側は多くのメリットを得ることができます。
また、今後クレジットカード決済を導入するなら、マルチ決済端末の利用がおすすめです。
マルチ決済端末とは、クレジットカード決済・QRコード決済・電子マネー決済など、複数のキャッシュレス決済に対応できる端末をいいます。
キャッシュレス決済サービスの提供会社から専用の決済端末を購入、もしくはレンタルして利用することが一般的です。
以下で、マルチ決済端末の特徴や利用するメリットを詳しく紹介します。
クリニックにマルチ決済端末を導入するメリット
マルチ決済端末を利用すると、医療機関にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、マルチ決済端末を導入するメリットを紹介します。
主要なキャッシュレス決済を導入できる
現代はキャッシュレス化が進み、決済手段が多様化しています。また、年齢によっても利用率の高い決済手段は変わってきます。
来院する患者さんの幅広いニーズに応えるためには、クレジットカード決済に限らず、複数の決済手段を提供することが重要になるでしょう。
ただ、多様な決済方法を導入するには、それぞれの決済会社と契約し、決済端末を複数用意しなければなりません。
導入の費用や手間がかかることはもちろん、各決済端末の操作方法を覚える必要があり、スタッフの業務負担が大きくなることが難点です。
マルチ決済端末は主要なキャッシュレス決済に対応しており、1台あれば多種多様な支払いが可能になります。
対応ブランドも多く、訪日外国人の受診に備えられる点もメリットです。
契約などの手続きを代行してもらえる
キャッシュレス決済を導入するには、各決済会社と個別に契約を結ぶことが一般的です。
マルチ決済端末はサービスの提供会社が煩雑な手続きを代行してくれます。複数の決済手段を一括で導入したい場合に最適です。
さまざまな会社と個別でやり取りをする必要がなく、決済端末の導入にかかる手間を大幅に削減できます。
また、複数の決済端末を設置する必要がなく、省スペースでレジ周りを圧迫しません。すっきりとまとまった印象になります。
導入するキャッシュレス決済サービス・マルチ決済端末の選び方
キャッシュレス決済サービスといっても、サービスの提供会社は数多くあります。何を基準に選ぶべきか、悩んでしまうものです。そこで、ここではキャッシュレス決済サービスやマルチ決済端末を選ぶ際にチェックしたいポイントをいくつか紹介します。
どのような決済方法に対応しているか
キャッシュレス決済サービスにより、それぞれ決済端末の仕様は異なります。
また、対応できる決済手段やブランドが異なるため、導入前に確認が必要です。
利用したい決済手段とブランドに対応しているか、しっかりチェックしましょう。
利用者(患者)のニーズに合っているか
クレジットカード決済やQRコード決済など、キャッシュレス決済には多くの種類があります。
来院する患者さんの属性を調査し、ニーズに合う決済手段を導入することが大切です。たとえば、一般的に若年層はクレジットカード決済のほか、QRコード決済などの決済手段も使い慣れているケースが多くみられます。
若い年齢層の患者さんが多いクリニックであれば、これらの決済手段を導入することで、利便性を高められるでしょう。
患者さんのニーズを分析し、需要の高い決済手段を選びましょう。
決済手数料はいくらか
利用するキャッシュレス決済サービスや決済手段により、決済手数料の金額は異なります。
決済手数料はランニングコストとなり、クリニックの資金繰りに影響を及ぼす重要な要素です。
導入後の経営に影響が出ないよう、あらかじめ費用を計算しましょう。
クリニック・病院へのキャッシュレス決済導入ならPAYGATE
クリニック・病院にキャッシュレス決済を導入するなら、PAYGATEがおすすめです。
PAYGATEはクレジットカード・電子マネー・QR決済など、多種多様なキャッシュレス決済に1台で対応できるマルチ決済サービスです。
主要ブランドに対応しており、インバウンド対応にも向いています。患者さんの幅広いニーズに応えられます。
また、マルチ決済端末にはプリンターやカードリーダーが搭載されており、オプション品の用意は不要です。
決済手段ごとに端末を変える必要がなく、1台に必要な機能がまとまっています。
また、スマレジ・POSとの連携によってレジ金額の二度打ちが不要になり、会計業務の負担を削減できます。
PAYGATEはグローバル基準に対応する万全なセキュリティで、クレジットカードなどの重要な情報を保護します。
万が一の機器のトラブルや不明点があった場合にも、365日体制のサポートを受けられるため安心です。
クレジットカード決済が使えるクリニックに!業務効率を上げよう
クレジットカード決済は世界中で活用されています。キャッシュレス決済推進の影響もあり、今後クリニックでも徐々に導入が進む可能性があるでしょう。
他院との差別化や利便性の向上に取り組むには、マルチ決済端末の利用がおすすめです。
1台で多様な決済手段に対応できます。PAYGATEは充実した機能と使いやすい操作性で、医療機関をサポートします。
導入を検討する際は、ぜひご相談ください。
キャッシュレス決済はこの端末1台で!
決済手数料率1.98%~/初期費用0円/端末代0円
プリンター内蔵/4G/wifiだから持運び先で決済完結