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POSレジとECの連携により
実現する
9つのリピート施策

更新日:2025/03/12 POSレジとECの連携により実現する9つのリピート施策

実店舗とECサイトを持つ事業者の間で、POSレジとECサイトの連携による販促戦略が注目されています。

近年、多くの業界で競争が激化し、人口減少も相まって顧客の奪い合いが加速する中、売上向上のためには新規獲得だけでなく、既存顧客の囲い込みが重要になっています。そのためには、顧客とのタッチポイントを増やしたリピート施策が不可欠になります

実店舗とECを連携させることで、顧客は好きなチャネルで購入でき、利便性が向上します。利便性の向上はロイヤリティの向上につながり、継続的な売上向上に直結します。

このことから、実店舗とECサイトを運営する事業者は、売上の維持・拡大のために、POSレジとECを連携してリピート施策の強化に取り組むことが重要になります。

POSレジとECを連携することで、在庫・売上・顧客情報を一元管理できるだけでなく、下記のようなリピート施策が可能になります

POSレジとECの連携により可能になる9つのリピート施策

  • 会員情報の取得ができる
  • 店舗とECサイトの会員ポイントを連携
  • 店舗で発行したクーポンをECサイトで利用できる
  • 店舗とECサイトの在庫一元管理
  • ECサイトで購入した商品の店舗受取
  • 店舗で購入した商品の店頭配送
  • 柔軟な返品方法で利便性を高める
  • ECサイトで試着予約した商品の店舗試着
  • 店舗にない商品をその場で、ECサイトで注文

このような、店舗とECを連携した販促施策が可能になります。これにより、顧客の利便性が向上し、囲い込み強化やリピート購入の促進にもつながっていきます。

本記事では、これらの施策を具体的に解説し、POSレジとECの連携によって得られるメリットを詳しく解説します。

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この記事の目次

POSレジとECの連携により実現できる9つのリピート施策

具体的な施策を解説する前に、まず下図をご覧ください。

POSレジとECサイトの連携イメージ

POSレジと連携可能な「5つの会計ソフト」を徹底比較

POSレジ(実店舗)とECの連携とは、両者間で以下の6つのデータを連携することです。

  • 商品マスタ
  • 在庫
  • 売上
  • 受発注データ
  • 顧客情報
  • 会員ポイント

これら6つのデータを連携させることで可能になる、代表的な9つの施策について詳しく解説してまいります。

施策1:会員情報の取得ができる

POSレジとECを連携させることで、効果的なリピート施策に必要となる会員情報を取得することができます。

POSレジとEC連携による会員情報取得

POSレジとEC連携による会員情報取得

店舗ビジネスのみの場合、通常は紙ベースのスタンプカードや会員証を発行するケースが多いですが、作成時のユーザーの手間や、管理上の手間もかかります。専用アプリやLINEなどで会員情報を取得する方法もありますが、開発や利用に費用が発生しますし、できる施策にも制限があります。

しかし、ECサイトにPOSレジを連携させることで、ECサイトでユーザーが登録した会員情報を店舗でも利用することが可能になります

これにより、例えば店舗での決済の際に、POSレジでユーザーの電話番号等から会員情報を検索することができるようになります。

この仕組みによって、小規模店舗でも店舗とECを連携したリピート施策の第一歩が可能になります。

施策2:店舗とECサイトの会員ポイントを連携

店舗のPOSレジとECを連携することで、店舗とECサイトで利用している会員ポイントも連携できます

会員ポイントの連携

会員ポイントの連携

会員ポイントを連携することで、ECサイトで獲得したポイントを実店舗でも利用できますし、逆に、実店舗で獲得したポイントをECサイトでも利用することができます。これにより、顧客の利便性を向上させ、リピート率の向上が期待できます。

施策3:店舗で発行したクーポンをECサイトで利用できる

POSレジとECの連携により、店舗で発行したクーポンをECサイトでも利用できる仕組みを構築できます。これにより、オンライン・オフライン問わず、顧客が自由にクーポンを使えるようになり、購買機会の最大化につながります。

例えば、店舗で購入した顧客に「次回使える10%OFFクーポン」を発行し、POSレジとECで共通のクーポンコードを使用できるようにすることで、ECサイトでのリピート購入を促進できます。また、ECサイトの会員登録を促すために、店舗で発行した割引クーポンをECサイト限定で使用できるようにするといった施策も有効です。

店舗で発行したクーポンをECサイトで利用

店舗で発行したクーポンをECサイトで利用

このような仕組みを導入することで、店舗とECの利用をシームレスにつなげ、顧客ロイヤリティを高めると同時に、リピート購入の増加や販促施策の効果を最大化することが可能になります。

施策4:店舗とECサイトの在庫一元管理

POSレジとECサイトを連携させることで、ひとつの管理画面で店舗とECサイトの在庫管理を一元化できます。楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールにも出店している場合は、自社ECだけでなくモールも含めた在庫の一元管理が可能です

店舗とECサイトの在庫一元管理

店舗とECサイトの在庫一元管理

これにより、商品の在庫切れや余剰在庫を防ぎ、ユーザーが購入しようとした際に在庫がないなどの機会損失を最小限に抑えることができます。

施策5:ECサイトで購入した商品の店舗受取

ECサイトで購入した商品を実店舗で受け取る「店舗受取(BOPIS:Buy Online, Pick-up In Store)」を導入することで、顧客はまた、送料をかけずに、好きなタイミングで商品を受け取ることができ、配送を待つストレスが軽減されます。複数店舗であれば、最寄りの店舗で受け取ることも可能です

店舗受取

店舗受取

店舗側にとっても、来店機会を増やし、クロスセル(ついで買い)を促進することで顧客単価の向上にもつながるほか、配送コストの削減やスタッフの業務負担が軽減し、運営の効率化にも寄与します。

このように、ユーザーの選択肢を増やし利便性を高めることで、顧客満足度が高まり、リピート購入へとつなげていくことができます。

施策6:店舗で購入した商品の店頭配送

店舗で購入した商品を自宅へ直接配送する「店頭配送」が可能になります。

店頭配送

店頭配送

特に、家電製品や家具などの大型商品や持ち帰りが難しい商品を扱う店舗では、店頭での決済後に店舗や倉庫から直接配送することで、顧客の利便性を高められます。

POSとECが連携することで、在庫状況をリアルタイムで把握し、スムーズな配送と業務の効率化が実現します。

施策7:柔軟な返品方法で利便性を高める

POSレジとECを連携することで、返品手続きをよりスムーズにし、顧客の利便性を向上させることが可能になります。

例えば、ECサイトで購入した商品を実店舗で返品できるようにすることで、顧客は配送手配をする手間なく、直接店舗に持ち込んで素早く返品処理を完了できます。これについては、返品ではあるものの、店舗側にとっても来店機会の創出という点でメリットがあります。

ECサイトで購入した商品の店頭返品

ECサイトで購入した商品の店頭返品

また、逆のパターンとして、店舗で購入した商品を自宅から返品できる仕組みもあります。顧客は返品のためにコールセンターに連絡し、宅配業者が商品を自宅で受け取ることで、再来店の負担を減らし「返品のしやすさ」を向上させることができます。

こうした柔軟な返品対応を実現することで、購入時の心理的ハードルを下げ、顧客満足度やリピート率の向上につながっていきます。

施策8:ECサイトで試着予約した商品の店舗試着

アパレル業界で導入が増えてきているのが、ECサイトで気になる商品を見つけた際に、事前に試着予約をしてから実店舗で試せる仕組みです。オンライン上で試着予約をすることで、来店時にスムーズに試着ができ、購買意欲の高い顧客の満足度向上につながります

試着予約の仕組み

試着予約の仕組み

特にアパレル業界においては、「ECサイトではサイズ感や着心地がわかりにくい」という課題がありますが、試着予約を通じて、実際に商品を確認してから購入を決められるため、返品リスクの低減にもつながります。また、事前に試着希望の商品が確保されるため、来店しても在庫がなく無駄足になるといった不満を防ぐことが可能です。

POSレジとECの連携により、オンラインでの試着予約データが店舗POSに反映され、スタッフが事前に準備できる仕組みを構築できるため、スムーズな接客と購買促進が実現します。

試着してから購入できる安心感は、ECサイトでの購入のハードルを下げ、リピート率の向上にもつながります。

なお、下記リンク先にて、スマレジとECサイトの連携による店舗試着の実施事例を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。(本記事でも後述にて紹介しております)

madras(マドラス)| スマレジ導入ケーススタディ

施策9:店舗にない商品をその場で、ECサイトで注文

POSレジとECを連携することで、店舗に在庫がない商品でも、その場でスタッフがECの在庫を検索し、スムーズに注文できる仕組みを構築できます。これにより、顧客は在庫切れで購入を諦めることなく、希望の商品を確実に手に入れることが可能になります。

店舗スタッフがECサイトで注文

店舗スタッフがECサイトで注文

もし、複数店舗のPOSレジを連携して在庫を一元管理していれば、ECに加えて他店の在庫も含めて検索が可能です

例えば、アパレルショップで希望のサイズやカラーが店舗にない場合、POSレジでECの在庫を確認し、その場で注文することで、自宅配送や店舗受け取りを選択できるようになります。また、家電量販店などでは、大型商品の持ち帰りが難しい場合でも、POSレジでEC注文し、直接自宅へ配送することで利便性を向上できます。

特に、店舗の在庫数が限られる業態では、この仕組みを活用することで販売機会の損失を防ぎ、顧客の満足度を高めることができます。

このように、POSレジとECサイトの連携を活かしたリピート施策は、顧客に良質な購入体験を提供し、顧客満足度の向上につながります。その結果、顧客の囲い込みが強化されます。

ECと連携可能!0円から始められるPOSレジ!
スマレジ

100以上の機能!なんでもできるPOSレジ
1〜100店舗以上まで、どんな業種・お店にも対応
EC連携/在庫管理/多店舗管理/各種分析/セルフレジ

スマレジのEC連携で実現する効率的な受注管理

スマレジは、拡張性の高いクラウドPOSレジシステムであり、様々なECサイトと連携することで、実店舗とオンラインショップの受注管理の一元化を実現します。ECサイトとの連携は「リテールビジネスプラン」の加入者向けに提供されており、連携には、店舗ごとに月額11,000円(税込) の利用料が発生します。

スマレジのEC連携に必要な料金

  • リテールビジネスプラン:月額15,400円/1店舗
  • 受注管理機(月額料):月額11,000円/1店舗
  • 受注管理機能(従量課金):月額33円/1件(取引1,000件までは無料)

スマレジとECサイトの連携は、基本的に各ECプラットフォームの専用アプリを利用して行います。以下に、スマレジと連携可能なプラットフォームの一部を紹介します。

スマレジと連携可能なECプラットフォーム(一部)

  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • Shopify
  • BASE
  • カラーミーショップ
  • EC-CUBE
  • MakeShop

また、在庫管理システム(WMS)や受注管理システム(OMS)と連携することで、ECサイトとの連携を強化することも可能です。これにより、在庫の一元管理や受注処理の自動化が実現し、業務効率の向上につながります。

スマレジと連携可能なシステムについては、下記公式ページをご確認ください。

外部システムPOS連携

スマレジとECの連携方法

スマレジとECの連携は下記の手順で行います。

手順1:受注店舗を追加
スマレジのリテールビジネスプランに加入の上、マイページの「サービス」メニュー から、受注店舗の追加設定を行います。受注店舗とは、スマレジと連携を行うECサイト(オンラインショップ)のことで、サイトを追加するごとに利用料(月額11,000円)が発生します

手順2:受注在庫連携アプリをダウンロード
スマレジ・アプリマーケットから、スマレジと連係したいECプラットフォームのアプリをダウンロードします。

スマレジ・アプリマーケット

手順3:アプリ側で初期設定を行う
手順2でダウンロードしたアプリに、連携するECサイトを追加し、必要な初期設定を行います。在庫の同期や受注データの自動取り込みなどを設定することで、ECサイトと実店舗のデータ管理が実現します。

このように、スマレジのEC連携機能を活用することで、在庫の最適管理、受注処理の自動化、売上データの統合管理などが可能になります。特に、実店舗とECを両方運営している事業者にとって、スマレジによるデータの一元化は業務の効率化と売上拡大に大きく貢献します。

スマレジのEC連携について、詳しくは下記公式ページをご覧ください。

受注管理

次項では、実際にスマレジとECを連携して成果をあげた店舗事例を紹介します。

POSレジとECの連携により店舗購入率50%を実現した小売店事例

小売店におけるPOSレジとECの連携事例

小売店におけるPOSレジとECの連携事例

店舗とEC間で相互送客を促す施策については、店舗とECサイトの在庫を連携させることで、ECサイト上で店舗在庫確認と店舗試着予約ができるサービスを提供しています。

(中略)

実際にこの施策は大きな効果をもたらしており、ECサイトから試着予約をされたお客様の約50%が購入に至っています。新たな購買機会を生み出せたことは勿論、ECと店舗の両者が関与して生み出せた数字なので、社内におけるオムニチャネルの重要性理解や意欲向上に繋がったと思います。

名古屋市の老舗革靴メーカーの「マドラス株式会社」では、スマレジと自社ECサイトを連携した施策の強化に取り組んでいます。

この事例では、スマレジとECサイトの在庫を連携し、「ECでの在庫確認」「店舗での試着予約」を可能にすることで、実店舗への送客を促進しています。特に、ECサイト上で事前に試着予約を行った顧客の50%が実際に購入に至ったということから、ECとPOSレジの連携が購買機会の創出に大きく貢献していることがわかります。

これは、オンラインとオフラインの融合が、単なる利便性向上にとどまらず、売上向上にも直結することを示す好例と言えます。

同社では、他にもPOSレジとECの連携により下記のような仕組みを作っています。

  • POSレジとEC間での会員情報の共有により、保有ポイント利用が可能
  • スマレジの売上データをECサイトに取り込み、ポイント付与
  • 店舗購入履歴をECサイトのマイページに表示

このように、チャネルをまたいだ購買体験をユーザーに提供しています。

引用:madras(マドラス)| スマレジ導入ケーススタディ

まとめ

POSレジとECの連携により、実店舗とECサイトがシームレスにつながり、本記事で紹介したようなリピート施策が実現できます。これにより、顧客は好きなチャネルで自由に買い物ができ、利便性が向上するだけでなく、店舗やECサイトへの来訪頻度が上がり、リピート購入の促進にもつながります

また、販売チャネルを横断したデータの一元管理によって、在庫の最適化や業務効率の向上を図ることができ、店舗運営の負担軽減にも貢献します。

競争が激化する小売・EC市場において、POSレジとECの連携は、顧客をしっかり囲い込み、売上の最大化と事業の持続的な成長を実現する重要な戦略となります。

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