飲食店経営者のための
セルフオーダーシステムの
おすすめ3選
更新日:2024/12/18
セルフオーダーシステムとは、主に飲食店において、お客様自身がタブレットやスマートフォンを使って注文を行う仕組みです。飲食店の運営において、セルフオーダーシステムは、オーダーミスの防止や人件費の削減、さらには業務の効率化をもたらし、スタッフの負担軽減に貢献するなど、効率化とサービス向上の両立を図る手段として注目されており、飲食業界で普及が進んでいます。
本記事では、おすすめのセルフオーダーシステムとして下記の3つのサービスを紹介します。
おすすめ1:スマレジ・テーブルオーダー
おすすめ2:ユビレジ QRオーダー&決済
おすすめ3:USEN SelfOrder TAB
いずれも店舗の業務効率を高める優れたシステムですが、中でも特におすすめなのが、iPadをオーダー端末として活用するため使い勝手が良く、コスト面でも導入しやすい点が特徴の「スマレジ・テーブルオーダー」です。
今回は、セルフオーダーシステムの導入を検討している飲食店経営社向けに、おすすめの3つのセルフオーダーシステムの紹介に加え、導入の流れや注意点などについても詳しく解説いたします。
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おすすめのセルフオーダーシステム3選
セルフオーダーシステムには様々な種類がありますが、まずは、おすすめの3つのセルフオーダーシステムを紹介します。下記の比較表をご覧ください。
おすすめのセルフオーダーシステム3社比較
テーブルオーダー
QRオーダー&決済
TAB
・月額費用:440〜1,320円/1台
※台数により変動
・初期費用:0円
・月額費用:12,100円
・お試1ヶ月:0円
・月額費用:6,900円〜
・月額費用12,980円~
表は、飲食店向けのセルフオーダーシステム「スマレジ・テーブルオーダー」「ユビレジ QRオーダー&決済」「USEN SelfOrder TAB」を比較したものです。
①のスマレジ・テーブルオーダーは、テーブルに設置したiPadを使い、メニューの編集や時間帯ごとの切り替えなどが簡単に行える点が特徴です。初期費用0円で導入でき、セルフオーダーの月額費用も端末台数に応じるため、低価格かつコストの無駄がありません。さらに、専用機器の用意が必要なく、市販されているiPadを活用するため機器の導入費用も抑えられます。
②のユビレジ QRオーダー&決済は、顧客が自分のスマートフォンでQRコードを読み取って注文から決済まで完結でき、非接触でのサービス提供が可能です。注文から決済までの業務が軽減されるため業務効率が大きく高まります。
そして③のUSEN SelfOrder TABは、テーブルに設置した専用タブレットで注文を行い、自由なレイアウト設定でおすすめメニューを強調できるなど、販促にも活用しやすい点が特徴です。また、5ヶ国の言語表記が可能で、多言語対応も充実しています。
3つのサービスのいずれも人件費の削減や業務効率化に大きく貢献するシステムを提供していますが、ユビレジ QRオーダー&決済とUSEN SelfOrder TABは費用が都度見積もりとなり、スマレジに比べて高額になる場合がある点に注意が必要です。導入コストと使いやすさのバランスを見ながら、自店に最適なセルフオーダーシステムを導入しましょう。
それでは次に、セルフオーダーの種類について解説します。
セルフオーダーの方式は「テーブルトップオーダー」と「モバイルオーダー」の2種類
セルフオーダーには、テーブルに設置されたタブレットなどで注文を行う「テーブルトップオーダー」と、顧客が自身のスマートフォンを使って注文する「モバイルオーダー」の2種類があります。下記の比較表をご覧ください。
テーブルトップオーダーとモバイルオーダーの比較
(iPad利用の場合は約5万円〜)
このように、テーブルトップオーダーとモバイルオーダーには、それぞれ異なる特徴とメリットがあり、店舗の業態や顧客層に応じて使い分ける必要があります。各方式について詳しく解説します。
種類1:テーブルトップオーダー
テーブルトップオーダーは、テーブルに設置されたタブレットや専用端末を使用して、顧客がその場で注文を行うシステムで、顧客は席についてすぐにオーダーを開始できます。
テーブルトップオーダー(スマレジ)
このシステムは操作性が高く、大画面のタブレットを使うため直感的に操作しやすく、ボタンも大きいため高齢者や子どもでもストレスなく利用できる点が魅力です。また、利用開始も手軽であり、QRコードの読み取りやアプリのダウンロードといった手間がないため、顧客はその場ですぐに注文を始めることができます。
一方で、端末導入コストがかかる点には注意が必要です。店舗側でタブレットの購入や設置を行う必要があり、市販のタブレットを活用する場合、例えばiPadであれば旧世代の端末は5万円程度で購入できますが、テーブル数の分だけ購入し設置を行う必要があるため、初期費用が高めになる場合があります。
種類2:モバイルオーダー
モバイルオーダーは、顧客が自身のスマートフォンでテーブルに設置されたQRコードを読み取り、専用の注文ページやアプリにアクセスすることで、注文から決済まで顧客自身で完結できます。
モバイルオーダー(スマレジ)
このシステムの強みは、端末導入コストが不要な点です。顧客が自分のスマートフォンを使用するため、店舗側はタブレットなどの端末を用意する必要がなく、低コストで導入できます。また、接触の有無の面でもメリットがあり、注文から決済まで非接触で利用できるため、衛生対策が求められる状況下で顧客に好まれる傾向があります。
ただし、利用を開始するには、QRコードの読み取り、アプリのダウンロード、または専用サイトへのアクセスといった手順が発生するため、初めて利用する顧客にはやや手間に感じられる場合があります。また、支払い方法としてキャッシュレス決済が基本となるため、現金決済を希望する顧客が多い場合は、別途現金対応を検討する必要があります。
それでは次に、セルフオーダーシステムの導入の流れについて解説します。
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セルフオーダーシステム導入の7つのステップ
ここでは、セルフオーダーシステム、特に前項で解説した「テーブルトップオーダー」の導入の流れについて、下記7つのステップに分けて解説してまいります。
セルフオーダーシステム導入の7つのステップ
ステップ1:POSレジの選定
ステップ2:端末の導入
ステップ3:商品登録
ステップ4:動作確認
ステップ5:トレーニング
ステップ6:運用開始
ステップ7:トラブル対応準備
ステップ1:セルフオーダー対応のPOSレジの選定
まずは、セルフオーダーシステム連携に対応したPOSレジを選ばなければいけません。冒頭で紹介した3社のように、セルフオーダーシステムを提供するPOSレジサービスは多様なため、導入費用と機能を十分に検討することが重要です。また、売上分析機能や在庫管理機能など、その他の店舗に必要な機能もしっかり考慮した上で、最適なPOSレジを選びましょう。
ステップ2:端末の導入
次に、テーブルに設置する端末を導入します。先に述べたように、端末はテーブルの数だけ必要になるため、市販のタブレットを購入する際は、中古品を活用するなど、コストを抑える工夫が必要ですが、中にはスペックが低いものもあるので、複数台購入する場合は、まずは1台のみ購入して動作テストを行うべきでしょう。端末は、顧客が見やすく操作しやすい位置に配置することがポイントです。また、端末のサイズやスタンドの選定も、利便性やデザイン性に影響するため、慎重に検討しましょう。
なお、忘れがちなのが電源の配置です。端末はテーブル上のスタンドで充電しながら利用するため、各テーブルにコンセントが設置されていることが理想ですが、各テーブルにコンセントがない場合は、配線の工夫や電気工事によるコンセントの増設を検討することが必要です。
ステップ3:商品登録
POSレジと端末に商品情報を登録します。メニューの品名、価格、説明、画像などをわかりやすく設定することで、顧客が簡単に選べるようになります。また、メニューのカテゴリ分けやおすすめ商品を強調するなど、使いやすさを意識して商品を配置すると効果的です。
居酒屋を例に挙げると、顧客は最初にドリンクを選ぶことが多いため、最初の画面にドリンクメニューを持ってきて、次に、提供が速い一品料理のメニューを持ってくるなど、顧客の心理や目の導線も考慮しながら商品を登録していきましょう。
ステップ4:動作確認
商品登録が完了したら、実際に端末を使って動作確認を行います。注文内容が正しく反映されるか、POSレジとの連携が正常に機能しているかを確認します。また、ネットワークの安定性も重要な要素ですので、注文時に通信トラブルがないかどうかもチェックしなければいけません。
ステップ5:スタッフのトレーニング
運用開始前に、スタッフへのトレーニングを行います。セルフオーダーの基本操作や、顧客からの質問に対応できるよう、システムの流れを理解してもらいます。トレーニングにおいては、画面の操作方法だけでなく、機械的なトラブルが起きた際の対応方法や、端末の再起動手順なども共有しておくことで、スムーズな運用が期待できます。
ステップ6:運用開始
すべての準備が整ったら運用開始となります。顧客がセルフオーダーをスムーズに利用できるよう、事前に卓上POPやガイドを設置し、使い方を案内します。初めての利用をサポートするために、スタッフが簡単に説明できるフレーズや、よくある質問の対応も用意しておくと安心です。
ステップ7:トラブルへの対応準備
複数台の端末を運用している場合、中には不具合を起こす端末が出てくるケースがあります。もし、不具合が発生した端末が復旧せず、他に代替できる端末もない場合、売上や業務にも大きな影響が出る可能性があります。そのため、事前に予備の端末を1〜2台用意して、このような事態に備えておけば、不具合が起きてもスムーズに端末を入れ替えることができるため、売上への影響を最小限に抑え、業務が滞ることもなく安心です。
また、不具合や操作に困っていそうな顧客には積極的に声をかけるなど、日々の業務の中でトラブルに備えて注意を払っておくことが重要です。顧客の反応を見ながらシステムや運用方法の改善を図りましょう。
次に、セルフオーダーシステムの導入にあたって押さえておくべき注意点について解説します。
セルフオーダーシステムの3つの注意点
セルフオーダーは、店舗側にも顧客側にもメリットの多いシステムですが、いくつかの注意点もあります。ここでは、主な3つの注意点について解説します。
注意点1:顧客層に応じた操作性と案内サポートの提供が必要
セルフオーダーは、どんな方でも直感的に操作できるように設計されていますが、特に高齢者やデジタル機器に慣れていない方には、操作に戸惑う場合もあります。この問題を解決するために、画面のデザインやメニュー配置をシンプルにし、大きめのボタンや分かりやすい表示を心がける必要があります。
もし余裕があれば、幅広い年代の方にモニタリングしてもらい、操作感の調整を行いましょう。また、使い方の説明が書かれたPOPや、初めて利用する顧客に対するスタッフのサポート体制を整えると、スムーズに利用してもらえます。
注意点2:安定したネットワーク環境とトラブル対応策の準備
セルフオーダーはネットワークに依存するため、通信が不安定だと注文が途切れる可能性があります。注文が途切れたり、注文したのに送信されていなかったといった場合、クレームにつながる可能性もあるため、導入前に店舗のWi-Fi接続やネットワーク環境を確認し、必要に応じてネットワーク機器の見直しを行いましょう。
さらに、システムの不具合や端末の故障に備えて、簡単な再起動手順や注文の代行方法をスタッフに共有しておくと、トラブル発生時もスムーズに対応できます。
また、サポートが充実したサービスを選ぶことで、万一のトラブル時に迅速に対応できるため、安心してシステムを運用できます。システムを選定する際には、サポート面も重視して検討すると良いでしょう。
注意点3:端末の衛生管理と動作チェックの徹底
セルフオーダー端末は顧客が頻繁に触れるため、徹底した衛生管理が求められます。特に飲食店では、画面や端末の消毒をこまめに行い、清潔な状態を保つことが重要です。消毒用のクロスや清掃のための時間を毎日の業務オペレーションに組み込むことで、安心して端末を利用してもらえる環境を維持できます。
また、セルフオーダー端末は電子機器であり、基本的に水濡れに対して脆弱な部分があります。専用端末は一般的に防水措置が施されており、市販のタブレットの場合も防水ケースを利用することでリスクは軽減されますが、水濡れの可能性が高い飲食店においては、万一の故障を未然に防ぐためにも、清掃とともに簡単な動作チェックも毎日行うことが重要です。
業務を効率化したい飲食店に不可欠なセルフオーダーシステム
セルフオーダーシステムは、飲食店に多くのメリットをもたらす非常に有用なツールです。セルフオーダーシステムを導入することで、オーダーミスの減少や人件費の削減、業務の効率化に寄与し、スタッフの負担を軽減することで、店舗運営をよりスムーズに進められます。
また、多くのセルフオーダーシステムは多言語対応が充実しており、外国人の顧客にも安心して利用いただける環境を提供するため、より一層インバウンド需要が高まる今後においても、利用客の拡大に貢献するシステムです。
顧客が自身で注文するため、従来のようなスタッフと顧客との直接的なコミュニケーションは減るものの、その分、業務効率を上げて別の形でサービスの質を向上させることが可能です。例えば、浮いた分の時間でより丁寧な接客や付加価値のあるサービスを提供するなど、新たな顧客満足の形を追求できます。
冒頭におすすめのセルフオーダーシステムを紹介しましたが、特におすすめなのがスマレジの「スマレジ・セルフオーダー」です。シンプルで使いやすく機能が豊富で、iPadを利用するため導入しやすい点が魅力です。セルフオーダーを導入する際には、ぜひ「スマレジ・セルフオーダー」を検討してみてください。